◆都市基盤・産業
・JR春日井駅周辺の整備
駅の北東地区の皆様と協議を重ねながら、市街地再開発事業の検討を進めます。
・JR高蔵寺駅周辺の整備
北口駅前広場等の整備は、市民の皆様の意見を踏まえ、改めて、基本設計に着手します。
・名鉄春日井駅の整備
駅舎及び自由通路の整備に向けて、西部第一・第二土地区画整理組合と連携して取り組みます。
・旧西藤山台小学校の整備
本年4月に西藤山台運動交流ひろばの供用を開始するとともに、民間事業者の整備による生活利便施設と一体となった魅力ある空間の創出に取り組みます。
・公共交通の充実
既存路線の継続的な運行を支援するとともに、さらなる利便性の向上や利用促進を図るため、地域に即した移動手段を検討します。
・都市計画道路の整備
地域交通のネットワーク化や周辺道路の渋滞対策を図るため、鷹来線の用地取得に着手します。
・住宅政策の推進
住まいや地域づくりを含めた総合的な住宅政策を推進するため、住生活基本計画の策定に着手します。
・土地区画整理事業の推進
熊野桜佐地区、西部第一・第二地区の円滑な運営を引き続き支援します。
・公園の再整備
誰もが快適に過ごすことのできる公園の再整備に向けて、落合公園の基本設計と高森山公園の実施設計に着手します。
・水道事業の推進
東山ポンプ場の整備をはじめ、管路の耐震化や老朽管の更新を進めるほか、適切な施設の維持管理に努めます。
・公共下水道事業の推進
上条地区の整備を実施するとともに、次期整備区域である下市場地区の基本設計を進め、具体的な整備スケジュールを決定します。また、浄化センターの統廃合に向けた接続管の基本設計を進めます。
・市内企業への支援
人材確保やデジタル化、省エネルギー化、働き方改革などへの支援を拡充します。また、春日井商工会議所や中部大学と連携し、スタートアップの推進に取り組みます。
・企業誘致の推進
産業誘導ゾーンなどへの立地を促進するとともに、春日井インターチェンジの北地区における企業用地の整備については、関係機関との協議や手続きなどを着実に進めます。
・観光の振興
本市の特色ある地域資源である東部丘陵や書、サボテンなどを活用した取組を実施し、まちの魅力を高め、にぎわいを創出します。
◆環境
・省エネ化の支援
住宅の外壁や屋根等の断熱性能の向上を図り、省エネ化を支援するため、新たに住宅改修への助成制度を開始します。
・ゼロカーボンの推進
カーボンオフセット事業や森林整備作業体験ツアーなどを実施し、水源地の森林がもたらす恩恵の相互理解や環境意識の向上に取り組みます。また、国や県、民間事業者と連携しながら、ゼロカーボンセミナーなどを開催し、脱炭素に向けた取組を支援します。
・クリーンセンターの安定した運用
継続的に安定した運用を図るため、第2工場の基幹的設備改良工事を進めます。また、リチウムイオン電池などを原因として発生する火災は、長期にわたる機能停止を招く恐れがあることから、ごみの適正な分別排出を啓発するとともに、消火放水銃を自動式に更新整備します。
◆行財政運営
・市民サービスの向上
専門的な知見を有する外部人材を活用し、職員のDX人材の育成に取り組むとともに、簡易に業務システムを構築できる仕組みを始め、LINE機能の充実やタブレット端末を用いた書かない窓口を拡充します。
・国民健康保険税の改定
これまで長らくの間、基金等を活用し、税率を低く抑えながら運営してきましたが、医療費の増大に対応するため、県の基準を踏まえ、保険税率を段階的に改定します。
・介護保険料の引き下げ
介護需要に必要となる介護施設や報酬必要額を見込む中で、基金を活用することにより今後3年間の保険料基準額を引き下げます。
・給食費の値上げ
食材費の高騰が続き、給食の維持が困難になってきたことから、小中学校や保育園の給食費の値上げを実施しますが、令和6年度に限り、国の臨時交付金を活用し、給食費の値上げ分の無償化を図ります。
・水道料金の改定の検討
県から購入している県営水道の値上げに伴い、料金の改定を検討します。
昨年、市制80周年を迎える中で、本市の歴史を振り返りつつ、多様な分野にわたる記念事業が展開されました。多くの市民の皆様が様々な活動に関心を持つきっかけとなり、改めて、市民力を感じたところです。
市政運営の基本は、人の想いを実現させることにあると考えています。傾聴と対話。交流と協働。決断と実行。多くの市民、事業者、関係者の皆様の声や思いを形にし、新年度の事業につなげていきます。これこそが私の考える「市民が主役のまちづくり」であり、その実現に全力で邁進する所存です。
「民(たみ)信無くば立たず」すなわち「市民の信頼なくしては、市政は成り立たない」
事を成すには、信頼関係こそが成否を決する、このように考えています。私自身が先頭に立ち、市民の皆様との信頼関係をしっかりと築きながら、市政を担う職責を十分認識し、「命と暮らしを守り、幸せを創る」まちづくりの実現に向けて尽力していきます。
市議会の皆様、並びに、市民の皆様の一層の御理解、御協力を心からお願い申し上げます。
春日井市長 石黒直樹
<この記事についてアンケートにご協力ください。>