■お口の健康づくりと健康寿命
秋が深まり日ごとに寒さを感じる季節となりました。秋は多くの食材が旬を迎えますので、おいしい秋の味覚をたくさん味わっていただければと思います。
きちんとした食事を取ることは、体調管理をする上で非常に重要ですが、それには歯や口の中が健康であってこそです。
市では「誰もが健康で長生きできるまち草津」をめざして、市の健康づくりと食育推進の方向性をまとめた「第3次健康くさつ21」を策定し、生涯を通じた歯の健康づくりや口腔機能の維持・向上に取り組んでいます。
特に、出産前後を通じて、虫歯や歯周病などになる可能性が高まる妊婦の皆様は、妊婦歯科健康診査を受診して、また、かむ機能が低下する傾向にある高齢者の皆様は、オーラルフレイルの出前講座を受講して、歯・口の中の健康づくりに努めていただきたいと思います(詳しくは4・5ページをご覧ください)。妊婦や高齢者以外の皆様も、よくかんで食べる習慣を身に付け、年に1回以上は歯科健診を受診して、歯・口の中の健康づくりに取り組んでいただきたいと思います。
近年の草津市の平均寿命は全国トップクラスであり、男女ともに右肩上がりの傾向です。平均寿命が延びることは喜ばしいことですが、それに加えて、日常生活が制限されることなく生活できる健康寿命の延伸が重要です。健康寿命を延ばし、平均寿命との差を小さくすることは、生活の質の向上につながります。
健康は「自らつくるもの」であり、一人一人が主体的に取り組むことが基本ですが、一方で個人の努力だけで維持・増進することは難しく、周りの人や地域と一緒に取り組むことが重要です。個人の健康は、周りの環境の影響を受けます。そのため、近所付き合いや地域の行事、サークル活動、ボランティア活動など、自分に合った形で地域社会とつながることを意識していただきたいと思います。市では広報紙やホームページ、SNSなどを通して、健康に関するイベント情報を多くご案内していますので、皆様の健康づくりにご活用ください。
誰もが生きがいをもち、健康で長生きできる健幸都市をめざして、引き続き各種事業に取り組んでまいりますので、皆様もご自身のできるところから、健康づくりに取り組んでいただきたいと思います。
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