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自治体の皆さまへ

特集 ひとりで悩まないで支え合って生きませんか(3)

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福井県坂井市

■自ら命を絶ってしまう人がいること
◆あなたの身近に悩んでいる人がいるかも…
令和4年中の自殺者数は全国で21,881人。現在も、毎日60人ほどの人が自殺により亡くなっています。過去数年の統計を見ると、坂井市でも毎年10人以上の人が、自ら命を絶っています。
自殺者の約7割は男性が占めており、中でも40〜50代が多い傾向です。また、10〜30代の年代の死亡原因の1位は、病気や事故ではなく自殺であることからも、深刻な状況です。

◇「なにかあったの?」その一言で助かる命
身近な人で「元気がない、睡眠や食事が取れていない、いつもはしないような仕事のミスが増える」などの変化があった場合は、声をかけてあげてください。辛い気持ちを聞いてもらえるだけでも、気持ちは軽くなります。あなたの勇気は、かけがえのない命を守ることにつながるかもしれません。

◆大切な人のためにあなたができること
ストレスや悩みは誰にでもあり、自死に追い込まれるという危機も、誰にでも起こり得ます。近くにいる人が、話を聴き、一緒に悩み、考えることが支援になります。

◇気付く
大切な人がいつもと様子が違うとき、「眠れてる?」「疲れてない?」など、優しく声をかけ、寄り添いましょう。

◇傾聴する
相談を受けたら、本人の気持ちを尊重し、耳を傾けましょう。そして、相手を大切に思う気持ちを伝えましょう。

◇つなぐ
心の病気や、本人だけで解決が難しい問題を抱えているなら、相談機関へつなげましょう。

◇見守る
相談機関へつないだ後も、必要であれば相談にのることを伝え、温かく寄り添いながら見守りましょう。

身近な人の発言・行動・体調などの変化やサインに気付いたら、声をかけて、話を聴いて、寄り添ってあげましょう。

◇あなたもゲートキーパーに
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気付き、声をかけてあげられる人のことです。特別な資格は必要なく、誰でもなることができます。
市ではゲートキーパーの出前講座を行っています。詳しくは、社会福祉課にお問い合わせください。

◇相談を受けた人へ
人から相談を受けると、自分が疲れてしまう時があるかもしれません。そんなときは、ひとりで抱え込まず、プライバシーに配慮した上で、相談者の状況や気持ちを理解できる人に協力を求めましょう。

生きていると、誰でもさまざまなストレスや、悩みを抱えます。その時に、大切なのはひとりで抱え込まないこと。誰かに相談することは、恥ずかしいことではありません。
解決が困難なことでも、一緒に考える人がいることで、気持ちが楽になることがあります。助け合って、支え合って、生きていきませんか。

◇一緒に考える相談先
問合せ:
・福祉総合相談課【電話】50-3063
・社会福祉課【電話】50-3041
・高齢福祉課【電話】50-3040
・子ども福祉課【電話】50-3042
・保育課【電話】50-3088
・健康増進課【電話】50-3067
・保険年金課【電話】50-3031

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