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福井初のプロバスケットボールクラブが誕生! スポーツで福井をもっとにぎやかに!(1)

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福井県福井市

昨年、これまでプロスポーツチームを持たなかった福井の地に、プロバスケットボールクラブ「福井ブローウィンズ」が誕生しました。
今回の特集では、福井ブローウィンズが国内最大のプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」への最短昇格を目指し、B3リーグに参入したことで盛り上がりを見せる、福井のスポーツ事情について考えます。

■1 地元福井で待望のB3リーグ開幕
10月7日と8日、県営体育館でB3リーグが開幕。リーグ戦初試合の「福井ブローウィンズ」が白星二つを上げ、順調な走り出しを見せました。
両日ともに県内外から多くの人たちが集い、約6000人が会場を埋め尽くしました。
Bリーグは、日本国内でプロ野球、サッカーのJリーグに次ぐ第三のプロスポーツリーグとして近年注目を集めています。全国56のクラブが参戦する3部制(上位からB1、B2、B3)で構成され、福井ブローウィンズは、B3リーグからスタートしています。

■2 プロスポーツチームが福井を変える
近年、全国でプロスポーツチームの創設が、本拠地となる地元、地域において大きな役割を担っています。
地元で試合が行われることで、定期的に相手チームのファンが県外から訪れます。多くの人たちが公共交通や飲食店、宿泊施設などを利用することで大きな経済効果が生まれ、地域経済や産業の活性化につながります。
試合を観戦するために県外から訪れた人たちが、福井の食や観光地などに関心を抱き、「福井にまた来たい」と思ってくれれば、関係人口の増加も期待できます。
また、地元チームが活躍し、全国にその名をとどろかせることで、他県のファンが福井の人たちと交流する機会が増えたり、大学進学などで福井を離れ、疎遠になりがちな若者たちが、もう一度地元に戻ってみようと考えるきっかけになるかもしれません。

■3 Bリーグの役割と福井にもたらすもの
Bリーグは、炎や照明、音楽などによる演出をはじめとしたエンターテインメント性の追求も重要な柱としています。また、試合会場の外にはキッチンカーや地元の食材を使用したマルシェなどが集結。福井に、家族みんなで楽しめる週末のイベントが増えると同時に、地元の飲食店などにとっても大きなビジネスチャンスになることが見込まれます。
Bリーグの活動の舞台は、コート上だけではありません。「バスケで日本を元気に!」を理念に掲げ、小学生などを対象としたバスケットボール教室の開催や、障がいを持つ子とその家族に向けた支援など、地域課題の解決や地域活性化に向けたさまざまな取り組みにも力を入れています。

■4 プロスポーツチームを地域で育てていく
これまでプロスポーツチームを持たなかった福井にとって、スポーツで地域を盛り上げるという考え方にはあまりなじみがないかもしれません。しかし、今後、観光や産業、経済など幅広い分野でさまざまな可能性を秘めるスポーツチームを地域で応援していくことを新たな福井の文化にしていくことができれば、プロスポーツの開催地として大きく躍進できると言えます。
今回、ついに福井に待望の地元プロスポーツチーム「福井ブローウィンズ」が誕生し、その準備は整いました。3年後、Bリーグの仕組みが大きく改定され、リーグ昇格の条件にアリーナの収容人数や売り上げなどが付されます。
今後、地域の皆さんの一層の応援、支援が必要です。これを契機に、プロスポーツチームを応援する習慣や文化を根付かせ、地域全体で福井のスポーツを盛り上げていきましょう。

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