文字サイズ
自治体の皆さまへ

コラムお元気ですか

19/41

福島県会津若松市

■一日のスタートは朝食から
市保健師 渋川幸子
皆さんは、朝食を食べていますか。健康相談などで食事の回数を聞くと、1日2回の人や、特に朝食を食べない人が増えてきているなと感じます。そこで、今回は朝食について考えてみたいと思います。
朝食は、エネルギーを補給したり、体温を上昇させたりするのに欠かせません。さらに、胃の中に食べ物が入ることで腸の動きが活発になり、大腸がしっかり動いて排便を促す効果が期待できます。つまり朝食は、身体が活動するための準備を整える大切な役割を担っているといえるでしょう。
朝食を食べないと体温が上がらず、体温が低いままになるので、脂肪を燃焼しにくくなるほか、脳の温度も低いままなので、午前中からぼんやりと過ごしがちになります。また、朝食を食べないと、昼食と夕食の2食だけで1日に必要な栄養素をとることになるので、1回の食事でたくさんの種類や量を食べることになり、まとめ食いや血糖値の急激な上昇などにつながります。
起きたばかりで食欲が無い、朝の準備で時間が無いなど、さまざまな理由があるかもしれませんが、まずは朝食にご飯やパンなどの炭水化物を1品だけでも食べるようにしましょう。炭水化物は、身体を動かすエネルギー源となってくれます。次に、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などのたんぱく質を加えてみましょう。たんぱく質は、身体をつくる働きをしてくれます。そして、そこに野菜のおかずを加えてみましょう。野菜は、身体の調子を整えてくれます。朝は時間が無くて朝食を作ることができないという人は、前日の食事をとり分けておいたり、冷凍したご飯を利用したりしてもいいでしょう。
4月になり、新年度がスタートしました。さまざまな場面で力を発揮するためにも、1日のスタートに朝食を食べる習慣を付けてみませんか。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU