■「鹿角市2030ゼロ・カーボンシティ宣言」の認知度 38・4%
前年から1・2ポイント減少し、特に若年層の認知度が低い結果となりました。
また、カーボンニュートラルの実現に向けた、日常生活での取り組みについては、「冷暖房の適切な温度設定」や「こまめな消灯」など、自宅で簡単にできる行動を半数以上の人が行っています。
ゼロ・カーボンシティ実現のためには、全市を挙げた取り組みが重要であることから、若年層を中心にさらなる意識醸成を図っていきます。
■文化財等について
※以下(1)~(3)は、複数回答
▼(1)日常生活の中で文化財等に接する機会
最も割合が高かったのは、「地域や家庭で行われるまつりや伝統行事、年中行事」で49・9%となりましたが、約3割の人が「機会がない」と回答しています。まつりや伝統行事などに参加しやすい仕組みづくりの検討や、SNSなどによる情報発信を積極的に進めていきます。
▼(2)保存活用を進める上で力を入れるべきだと思う取り組み
「まつりや伝統行事などの担い手の育成」が最も割合が高く、全ての地区、年代で6割を超えています。さらなる担い手育成と、将来の担い手確保につながる「学校教育での充実」にも努めていきます。
▼(3)自分でも協力できる取り組み
「イベント等への支援やボランティア活動」が29・2%で最も割合が高く、次いで「保存活用のための寄付」、「担い手としてまつりや伝統行事などへの参加」も同程度の回答が得られました。
ボランティアを含め、まつりや伝統行事に参加しやすい仕組みづくりのほか、寄付による支援が手軽にできる方法などを検討していきます。
■大湯環状列石について
大湯ストーンサークル館の展示に期待する内容として、「体験型の展示」を選択した人が全体で36・7%と最も高くなりました。
市民が大湯環状列石に魅力を感じ、満足につながるイベントなどを継続して実施し、効果的な情報発信に努めていきます。
市民アンケートの詳細な結果は、市ホームページで公開しているほか、各図書館で閲覧できます。
■市の施策について
市が進めている総合計画の32分野の取組方針について、「これまでの満足度」と「これからの重要度」に対して5段階で評価していただきました。それぞれ上位5つをお知らせします。
▼満足度が高い取り組み
○1.ごみの適正処理と資源リサイクルの推進
破砕処理場などごみ処理における利便性の向上が図られていることに加え、市民のごみの適正処理と再資源化の浸透が高く評価されました。
○2.心身の健康づくり
啓発や母子支援、ワクチン接種などの費用助成などが評価されました。
○3.衛生的で良好な生活環境の確保
水洗化の促進や、安全な水道水の安定供給が評価されました。
○4.文化財の保存
世界遺産のまちとしての認知度が向上しているほか、鹿角地域文化財保存活用計画の策定を進めていることなど、文化財を守り、伝える体制づくりが高い評価になりました。
○5.火災や救急に対する体制強化の推進
迅速に対応できる組織体制のほか、消防フェアなどでの応急手当の普及啓発や緊急通報時の応急処置の丁寧な誘導などが評価されたものと考えられます。
▼重要度の高い取り組み
○1.適切な医療を受けられる体制の整備
出産に関する環境整備を求める意見のほか、医師、看護師の確保に対する意見も出されました。
○2.市民等の意欲のある就労・就農に対する支援
賃上げや高齢者の就労支援のほか、企業誘致による若者の就職先の確保を求める意見がありました。
○3.地域産業の成長を支援
所得の向上を図り、若年層が働きたいと思えるような地域づくりのほか、持続可能な地域経済の構築への意見がありました。
○4.地域ぐるみの子育て支援の充実
子育て・教育への経済的支援拡充などを求める意見がありました。
○5.子どもから青少年までの生きる力を育む
学力だけではない、市独自の多様な教育の推進のほか、学校の統合を求める意見がありました。
問合せ:政策企画課総合戦略室
【電話】30-0201
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