最近、「むせやすい」と感じることがありませんか?
飲み込む力は40歳前後から少しずつ衰え始め、加齢とともに弱っていきます。飲み込む力が低下すると、食べ物だけでなく水やだ液などでも「むせやすく」なり、そのまま放置しておくと窒息や誤えんのリスクが高くなります。そのため「むせやすい」は「のど」の老化サインだと言われています。
■「ゴホンッ」で、出す
○そもそも「むせ」とは…
口から飲み込んだものが、誤って呼吸をするための気管に入ってしまったとき、それらを外に吐き出そうとする身体の防御反応が「むせ」です。近年、スマートフォンやパソコン操作からくる姿勢の悪さが原因で、若い人でもむせやすい人が増えています。
■「あー」で、確認
飲み込む力が低下していないか、下記の方法でチェックしてみてください。
リラックスした状態で椅子に座る。息を大きく吸い込み、普段の会話くらいの大きさで「あー」と声を出して何秒間続けられるかを計る。
↓
男性で15秒以上
女性で10秒以上
声が震えたり、かすれたりしなければ大丈夫。
発声と飲み込みは同じ筋肉を使っているので、声を出す力が弱くなると飲み込む力も弱くなります。
■「エイッ」で、鍛える
「むせやすさ」を改善するには、のどを鍛え、飲み込む力を高めることが大切です。力を入れながら声を出すことで、のどが鍛えられる「プッシング運動」をやってみてください。
○Let’s try プッシング運動
目安として(1)、(2)とも5回程度
両手で力を込めて壁または、イスの座面などを押しながら、背筋を伸ばしできるだけ強く「エイッ」と声を出す。
(1)壁押しバージョン…ヒジはまっすぐ、「相撲」のツッパリのイメージで
(2)椅子押しバージョン…椅子を押して、身体を浮かせるイメージで
押すときは、しっかり力を入れる
問合先:市役所健幸長寿課 地域ケア推進G 内線174、175
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