森林環境譲与税を活用しています

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本市は、面積の4分の3を森林が占める森林資源豊かな市であり、現況森林面積は令和2年の調査によると実に2万8080ヘクタールで県内1位です。しかし、日本全体の課題として山林所有者の高齢化や木材価格の低迷などの理由により、手入れのされない森林が増えていることから、森林整備を行う財源のため令和元年度に「森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律」が施行されました。令和元年度～5年度までは各市町村に国から前借をして森林環境譲与税が配分されていましたが、今年度からは、国税として1人あたり年額1千円を住民税に上乗せして徴収が開始されます。ここでは、市のこれまでの森林環境譲与税のおもな使い道についてご紹介します。

■森林整備
▽森林資源解析
実施年度：令和3年度
内容：航空レーザー測量により、森林の樹種や樹高などの森林資源の解析を実施
面積：36.7平方キロメートル
実施地域：太田地区、金砂郷地区
*里美地区、水府地区は県で実施

▽メープルリーフの森づくり
実施年度：令和4・5年度
内容：里美牧場エリアの牧場跡地を山に返すためサトウカエデの植樹を行う事業、包括連携協定企業のワークショップも開催
植栽面積：2000平方メートル

▽高性能林業機械導入補助
実施年度：令和4・5年度
内容：林業事業体が導入する林業機械の補助事業
導入台数：3台

▽森林経営管理制度による森林整備
実施年度：令和5年度
内容：手入れのされていない森林の間伐
実施場所：徳田町地内
面積：1.5ヘクタール

■木材利用
▽小・中学校の机の天板作製
実施年度：令和3・5年度
内容：計画的に市内の全市立小・中学校の机の天板を市産スギを利用した天板に交換
実施校：太田小学校、里美小学校、世矢中学校、里美中学校

▽市産材利用住宅建築助成
実施年度：令和4・5年度
内容：市内における市産材を利用した新築に対する補助事業、市産材の使用量に応じて60万円まで助成
申請件数：17件
*条件については市ホームページをご確認ください。

問合せ：農政課林政係
【電話】内線617