[特集]お口の健康(2)

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■乳幼児の仕上げ磨きを勉強してみた
「市で行う乳幼児健診に来た方にお話を聞いてみよう!」

3ページでお伝えしたように、乳幼児期はむし歯になりやすいです。むし歯にならないための予防策のひとつが歯磨き。特に「仕上げ磨き」は大切です。
仕上げ磨きは、自分では磨きにくい歯の汚れをきちんと落とすために、お子さんが磨いた後に大人が磨いてあげることです。
歯が生え始めた頃から始め、10歳頃まで(より望ましくは全ての歯が永久歯に生え変わるまで)は続けることをおすすめします。

「親子で一緒にやってみよう!仕上げ磨きの詳しい解説は僕のチャンネルをチェックしてね!」

◆保護者が行う仕上げ磨きのポイント
▽Point1
上の前歯がしっかり生えてきたら、お子さんの歯ブラシとは別に保護者が使う仕上げ磨き用の歯ブラシを用意し、仕上げ磨きスタート!

▽Point2
保護者の足の間へ、お子さんの頭を手前で仰向けに寝かせて、必ず夜寝る前に仕上げ磨きをしましょう。

▽Point3
上唇の裏にあるすじ(上唇小帯)を歯ブラシを持った手と反対の指でガードしながら、歯ぐきと平行に生え際を丁寧に磨きます。

◆3歳児健診を受けにきた宮本さん親子
▽歯科健診を受けた感想
何歳までにどこの歯が生えるなど、具体的に教えていただけたので、親として安心できました。これからも定期的に歯科健診を受けようと思いました。

▽仕上げ磨きで気をつけていること
長い時間仕上げ磨きをするのが難しい年ごろのため、手早く磨くことを意識しています。毎日見ることで、ちょっとした変化にも気づけるようにしています。

▽ご自身で気をつけていること
歯科健診でデンタルフロスの大切さを教えてもらいました。家族も私自身もデンタルフロスを使い、食後に歯磨きをするように心がけています。

■歯周病と全身疾患との関係性を勉強してみた
歯についた歯垢や歯石を放置すると、菌が繁殖し歯ぐきに炎症を起こし、歯を支える骨を溶かしてしまいます。これが歯周病です。進行すると、歯を支えることができなくなって抜けてしまう可能性があります。
さらには全身の疾患を悪化させるリスクもあります。
「歯周病が関係している全身疾患がこんなにあるんだ!怖いよー(ブルブル)」
※詳しくは本紙をご覧ください。

■オーラルフレイルを勉強してみた
「オーラルフレイルって聞いたことはあるけど、何だろう?」
「オーラルフレイルとは歯や口の機能が弱まる状態のことです。話がしにくい、飲み込みにくいなど口の周囲の筋肉の弱まりを放置すると、歯と口だけでなく、心身の機能低下につながります。」

◇こんな症状はありませんか?
□口が乾く
□飲み物や汁物でむせる
□食べ物をこぼす
□食事に時間がかかる
□口の中に食べかすが残る
□薬が飲みこみにくい
□滑舌が悪くなった
□しゃべりにくい
□硬いものが食べにくくなった
□噛めない食品が増えた
出典：長野県歯科衛生士会

「些細な変化に気づき、予防することが大切です。」

◇噛む力を鍛える簡単な健口(けんこう)体操をやってみましょう!
・大きく口を開けてみましょう
・鏡を見て思いっきり舌を出してみましょう
・ぶくぶくうがいを頬をしっかりふくらませ長めにやりましょう

「お口の体操によって噛む力が鍛えられるから、オーラルフレイルの予防に効果的なんだって。皆さんもやってみてね!」

◆アリオ上田で健康づくりイベント開催!
夏休みにからだの健康に関心を持ち、各コーナーをまわってチェックラリーに挑戦してみませんか?参加者には景品をプレゼント!
日時：7月26日(金)10：00～15：00
場所：アリオ上田1階(太陽のコート、星のコート)、2階(上田市インフォメーションコーナー)
内容：食育啓発コーナー、運動実践コーナー、健康ミニ講座、ステージイベント(10：15～、13：30～)

問合せ：健康推進課
【電話】28・7124

◆健康は健口から
歯やお口の健康がいかに大事であるか、知っていただけたでしょうか?「歯の健康に関心をもち、規則正しい生活習慣とセルフケアを実践すること」「家族みんなでかかりつけ歯科医をもち、定期的に歯科検診を受けること」。これらを心がけて、お口の健康を保っていきましょう。

「たくさん勉強して賢くなったぜ!ハーッハッハッハッハー(歯)笑」

問合せ：健康推進課
【電話】23・8244