「がん」は生涯のうち2人に1人がなる時代といわれています。「あの時受診しておけば良かった」と後悔しないよう、がん検診のことを知った上で、必ず受診しましょう。
■がん検診を受けて早期発見・早期治療
~症状がなくても検診を 症状があったら病院へ~
◇がん治療は早期発見がカギ
がん検診は、症状のない健康な皆さんを対象とし、検診というふるいにかけて、がんの疑いがある人を分けるためのものです。病気の自覚症状がない人は、がんであったとしても症状が出る前のがん、「早期がん」であることがほとんどといわれています。
いずれのがんであっても、早期に発見し、治療をすることができればその後のさまざまなリスクを下げ、生活の質を保つことができます。
2人に1人ががんになる時代といわれていますが、検診を受診することにより、早期に発見、適切な治療に結びつけることができます。大切な命を守るため、適切な時期にがん検診を受けましょう。
◇検診は大切
早期のがんはほとんど自覚症状がありません。検診で見つかるがんは、治る可能性が高い早期がんです。適切な治療に結びつけるためには、検診を定期的に受けることが必要です。
■正しく知ろうがん検診
がん検診の目的は、がんを見つけることだけではなく、がんを早期発見し適切な治療を行うことで死亡率を下げることです。
◇メリット
・がんの早期発見・早期治療による死亡率減少効果がある
・がん検診で「異常なし」と判定された場合、安心を得られる
◇デメリット
・不必要な検査を招く可能性がある(要精密検査と判定されても、その後実際にがんと診断されるのはごくわずか)
・検診でがんが100%見つかるわけではない
■あなたの家族は受けていますか?
あなたの大切な家族は、定期的ながん検診を受けていますか。身近な人から受診を促されると、「受けてみようかな」という気持ちになりやすいものです。家族に長生きしてもらうためにも、一度がん検診について話してみましょう。
◆どんながん検診があるの?
▽6種類のがんの検診を受けられる!
本市では、国が推奨する子宮頸がん、大腸がん、肺がん、乳がん、胃がんの五つの検診と、男性の罹りかん患数が最も多い前立腺がんの検診が受診できます。
◆費用はどのくらいかかるの?
▽市の補助でお得に受診できる!
500円~2,000円の自己負担で受診できます。例えば胃がん検診は、実際6,000円程かかる検診ですが自己負担1,000円とお得に受診できます。
◆受診する時間がないけど、症状はないから心配ない?
▽定期的に受けることで早期発見につながる!
がん検診は、健康で症状のない人が対象です。早期発見の機会を確保する時間を作ることで、がん治療にかかる時間を減らすことができます。
■本市のがん検診の流れ
◆ステップ1
▽受診可能な検診を確認
広報塩尻3月号に折り込まれている「塩尻市けんしんメニュー」または下のコード(【URL】https://www.city.shiojiri.lg.jp/ soshiki/28/2980.html)をご覧ください。
※二次元コードは本紙またはPDF版を参照してください。
◆ステップ2
▽がん検診の対象世帯には、3月初旬に「がん検診等申込はがき」が届きます。
申し込み方法:(次のいずれか)
・はがきでのお申し込み…希望する検診に○をし、電話番号を記入の上、郵送または市保健福祉センター2階健康づくり課に持参してください。
申込締め切り日:3月22日(金)(必着)
・インターネットからのお申し込み…右のコード(電子申請)でお申し込みください。
※二次元コードは本紙またはPDF版を参照してください。
申込締め切り日:定員に達し次第、または各検診の実施終了まで
◆ステップ3
▽検診票が自宅に到着
がん検診に申し込み後、各検診日の2週間~1カ月前に検診票が届きます。
◆ステップ4
▽日程確認・予約
日付の指定がある検診で都合が悪い場合は、健康づくり課まで必ずご連絡ください。
◆ステップ5
▽がん検診を受診
各検診の注意事項をご確認の上、受診してください。
◆ステップ6
▽結果を確認
要精密検査になった場合は、必ず医療機関で受診しましょう。
問合せ:健康づくり課健康推進係
【電話】(直)0263—52—0854
<この記事についてアンケートにご協力ください。>