防災だより(No.277)

12／22

松本広域消防局山形消防署

■防災の日に寄せて～私たちの安全を守るために～
皆さん、こんにちは。私は山形消防署の三村と申します。9月1日の「防災の日」に寄せて、日頃からの防災意識の重要性についてお伝えします。
最初に、令和6年1月1日に発生した能登半島地震を振り返りましょう。この地震は最大震度7の揺れをもたらし、多くの被害を引き起こしました。地元の方々は一瞬にして日常を失い、避難生活を余儀なくされました。この出来事から、災害はいつどこで起きるか分からないことを改めて実感しました。
私たちの住む山形村も例外ではなく、地震や豪雨といった自然災害から逃れることはできません。そのため、自分と家族の命を守るための準備が重要です。例えば、自宅の耐震化や家具の固定、非常用持ち出し袋の準備、避難経路や集合場所の確認が必要です。特に、小さなお子さんや高齢者がいる家庭では具体的な避難計画を立てておくことが求められます。
さらに、地域全体で協力し合うことも重要です。近隣住民との連携を強化し、助け合える関係を築くことが災害時には非常に有効です。例えば、避難所の場所を共有したり、連絡網を整備したりすることで、迅速な対応が可能になります。また、日頃から防災訓練に参加し、災害時に何をすべきかを具体的に理解しておくことも大切です。
私たち消防士も地域の一員として、皆さんと一緒に防災訓練や情報共有を行い、災害に強い地域づくりを目指しています。防災の日を機に、皆さんには「自分事」として防災を考えていただきたいと思います。災害は予測できませんが、備えることはできます。日頃からの小さな備えが、あなたの命を守ることに繋がります。防災グッズの点検や備蓄品の確認も定期的に行いましょう。
共に力を合わせ、安心して暮らせる山形村を築いていきましょう。皆さんのご協力と理解が、私たちの地域をより安全にするための鍵です。どうか、今日からでもできることを始めてみてください。

問合せ：松本広域消防局　山形消防署
【電話】98-4455