■知っていますか?「生涯学習」
いつでも、どこでも、だれにとっても、学びは欠かせないものです。学校教育、家庭教育、社会教育、文化活動、スポーツ活動、ボランティア活動、趣味など、人々が生涯にわたって行うさまざまな学習のことを「生涯学習」といいます。
生涯学習には、一人一人の人生を豊かにする・学びの中で人々の交流が生まれる・学んだことが評価されることで生きがいを感じ、住みよい地域社会につながる、などの効果が期待されています。
今月号では、生涯学習を推進している皆さん・実際に取り組んでいる皆さんへのインタビューや、市内で開催される講座などをご紹介します。
○須坂市が目指すまち
生涯にわたって学びたいときに学べる機会と場所があり、市民同士が互いを高め合えるまち
■INTERVIEW
生涯学習に取り組んでいる皆さんの声
◇一人一人が学びを楽しみ 人の和が広がるまちに
私たち須坂市生涯学習推進員会では、会員一人一人が学習を深めながら、学びを共有する場を広げ、地域の活性化や生涯学習のまちづくりを目指して活動しています。
「学習」と聞くと難しく感じてしまうかもしれませんが、私たちは、好きなことや趣味、学びたいことを自分のペースで続け、自分自身が楽しんでいく活動が「生涯楽(がく)(学)習」だと伝えています。学習活動を通して人と出会い、人々が互いに高め合い、学び合うことで、町全体の活気につながると思います。
新しい事を始めたり、初めての場所に出かけたりすることは、最初の一歩がなかなか踏み出しにくいです。ですが、一歩踏み出してみると、できることが増えたり、新たな発見があったりし、喜びややりがいを感じることができます。
本会では、今後の活動として講演会や「市民のつどい」などを開催予定です。市民の皆さんにとって、学習のきっかけとなれば嬉しいです。若い世代から高齢の方まで多くの皆さんが学びを楽しみ、人の和が広がる、そんな町になるよう、これからも取り組んでいきます。
[こんな活動をしています]
・アスザックフーズ(株)で乾燥食品に関する研修
・「須坂かるた」でカルタ大会 市の歴史などを学びました
◇「ピアノを弾いてみたい!」思い切って挑戦してみました
井上地域公民館で昨年開催された「大人のピアノ教室」への参加をきっかけに、現在は同じメンバーでサークルとして活動しています。初めは「家に眠っているピアノを弾けるようになりたい」、「小さい頃ピアノを弾くのが夢だった」などの気持ちで、思い切って教室に参加しました。ピアノは難しいですが、何度も練習してできることが増えると、とても楽しいです。指先を動かすので、ボケ防止にもなります。サークル名「ピアチェーレ」とは、イタリア語で「喜び・愉(たの)しみ」という意味です。日常の中で音楽に触れることは癒やされますし、仲間同士で課題や達成感を共有できるので、楽しく続けられています。
◇同じ思いを共有できる仲間と、無理なく、自分なりに
発足は2013年、創造の家を会場に、現在10人で活動しています。それぞれ、「腰痛を改善したい」「体を柔らかくしたい」などの思いでヨガ教室に参加した際に、このサークルを紹介され「もっと続けたい」と集まりました。同じ思いを共有できる良い仲間です。
ヨガを続けていると、段々と体を楽に動かせるようになる実感があり、その嬉しさでやる気が湧きます。先生はいつも「自分なりに」と言ってくれ、自分に合った強度で人と比べず無理なくできることもヨガの魅力です。
サークルがある日は、朝から少し緊張して、ワクワクして、終えて帰ると満足感!張りのある生活につながっています。
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