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多化文共生を考える ~三島市で活躍する外国ルーツの人~

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市内には、54の国と地域から1,531人の外国人市民が暮らしています(令和6年7月末現在)。また、日本国籍であっても外国にルーツを持つ人も増えてきています。今回は消防団で活躍する外国人、外国にルーツを持つ皆さんに話を伺いました。

■消防団で活躍する皆さんに話を伺いました
○森川ワルテルさん 第11分団所属
Roots(ルーツ):ブラジル出身。日系ブラジル人2世の父とブラジル人の母をもち、10歳の時に来日。20年ほど三島市に在住。
結婚して子どもが生まれ、家を建て、ずっとこの場所に住むということで、地域の皆さんとのコミュニケーションや、助け合い、つながりが大事だと思い、消防団に入りました。東日本大震災によって、防災の意識が変わったこともあります。
消防団にはさまざまな職業の人がいて、年上の方もいるので、人生相談ができるのがいいところです。副分団長を務めていて、指揮をとるので責任感が強くなりました。
私生活を優先しながらでも消防団の活動はできます。友達に会いに行くような感覚で消防団に入ってくれると嬉しいです。

○姚 多辰(ようたかひろ)さん 第3分団所属
Roots(ルーツ):中国出身。2021年9月に来日し、翌年3月に三島市に移住。
日本のアニメや食文化、政治に興味があり、大学進学を機に来日しました。
大学の入学式で消防団の案内があり、役に立てればと思い連絡し、入団しました。消防団では月2回の訓練や、夜の見回りを行っています。三嶋大祭りでは警備にあたりました。
消防団に入って、地元の皆さん、他の消防団員や別の分団の人たちともつながりができ、自分が地域の役に立てているという実感、喜びがあります。また、自分に自信が持てるようになりました。
消防団の活動のほかに、大学で障がいのある学生のサポートや、静岡県警で防犯イベントのボランティアなどをしています。

○ラジュク・アレフさん 第18分団所属
Roots(ルーツ):ベラルーシ出身。2018年に来日し、2022年に三島市に移住。
日本のゲームやアニメ、マンガが好きで日本に興味を持ちました。勤めている会社に東京支部ができ、配属を希望して来日してからは東京に住んでいましたが、山と田んぼが見える場所で暮らしたいと思い、三島市に移住しました。
防災訓練を見学中に、消防団に声をかけられたことがきっかけで消防団に入りました。災害を身近に感じ、防災や災害時の避難行動などについて、理解が深まりました。また、地域の皆さんとのつながりもでき、消防団の活動は自分のためにも、地域のためにもなっています。
消防団以外では、シャギリに挑戦して、三嶋大祭りで演奏をしてみたいです。

問合せ:国際交流室
【電話】983・2645

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