■風邪予防の食事について
管理栄養士 梅原 賢治
新年明けましておめでとうございます。年末年始のイベントが続き、食生活や生活のリズムが乱れてきてはいませんか?偏った食生活は栄養不足がおこり、免疫力が低下して風邪をひきやすくなります。十分な睡眠、適度な運動、バランスの良い食事を心がけ、ウイルスに対する抵抗力を高めていきましょう。また、腸内には免疫細胞が多く存在しているため、腸内環境を整えることは免疫力を高める上でとても大切です。風邪の予防に効果的な栄養素、食品を紹介しますので、普段の食事に取り入れてみてください。
▽食物繊維を多く含む食品
穀類、いも類、野菜類、海藻類、きのこ類、果物類。腸内の善玉菌の栄養源になります。
▽発酵食品
ヨーグルト、味噌、納豆、お酢など。腸内の善玉菌を増やしてくれる効果があり、腸内環境を改善してくれます。
▽ビタミンA
南瓜やほうれん草などの緑黄色野菜、レバー、うなぎ、卵など。鼻やのどの粘膜を保護してくれます。油と一緒に摂ると吸収率が良くなります。
▽ビタミンC
ブロッコリーやピーマンなどの野菜類、キウイやいちごなどの果物類。免疫を高め、風邪をひいている時は消費が激しくなります。熱に弱く、水溶性のため調理で損失しやすいです。
▽ビタミンE
アーモンドなどのナッツ類、アボカド、かぼちゃ、ツナ缶など。細胞膜を酸化から守る働きがあり、ビタミンCと一緒に摂ることで抗酸化力が高まります。油と一緒に摂ると吸収率が良くなります。
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