■夢を育む教育~キャリア教育講演会~
みなさんは、全国の小中学生で将来の夢を抱いている子どもたちの割合はどのくらいか、ご存知でしょうか。令和3年度の全国学力学習状況調査によると、小学生の約2割、中学生の約3割は、「将来の夢や目標をもっていない。」と答えたそうです。
大豊学園では、子どもたちが将来の夢や目標を描くことができるよう、様々な職業の方からお話をうかがう「キャリア教育講演会」を、後期課程の生徒を対象に実施しています。今年度は、文部科学省海洋地球課の小林寛和さんにお越しいただき、文部科学省の果たす役割や職業を選ぶきっかけについてのお話を聞きました。
自分の悩みを解決できるような話を聞くことができてうれしかったです。僕は、失敗を引きずってしまって、「あの時、こうしちょったらな。」などと深く考えてしまって、何も手につかない時があります。しかし、話を聞いて「失敗はかすり傷だ!次失敗しなければいい!」というように、ポジティブに考えることを、自分へのアドバイスにすることができて良かったです。失敗をしたら、反省をするということも印象に残りました。更に、人生とは「デッサン」であるという言葉の意味も分かりました。デッサンで何本もの線を描けば描くほど、輪郭が浮き出てくるので、描いた線は失敗の数、そしてたくさん失敗した方が良いデッサンを描けるから、失敗することは運が良いという言葉に、とても納得しました。これらの聞いたことをいかして、悩んでいるときや悩みそうになっているときに、できるだけ深く考えこみすぎないようにしたいです。
(9年 久保竜冬さん)
今日、小林さんのお話を聞いて、文部科学省は地震の研究や文化の継続、スポーツ選手の育成など、人によく関わる仕事だと知って、自分も将来人に関わる、人の役に立つ仕事をしてみたいと思った。まだはっきりとした目標や将来の夢はないけれど、自分のしたいことを見つけるために、今自分が好きなものを大切にするようにしたい。自分のことを良く知ることで夢や目標が決まりやすくなると聞いたから、自分が「ドキドキ」「ワクワク」するものに出会いたい。
(7年 井上愛菜さん)
■命を守るために…
大豊学園では、子どもたちが命を守ることができるような学習を行っています。1月22日は火災を、そして25日は突然の地震を想定した予告のない避難訓練を行いました。
・火災の場合は、口を覆って避難をします。
・地震に備えて、折り畳みヘルメットをかぶるのも素早くなりました。
・嶺北消防署にご協力いただき、消火訓練も行いました。
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