人権学習

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■部落差別の解消をめざして
鳥取県では、毎年7月10日から8月9日までの1か月間を「部落解放月間」と定めており、県内各地で人権・同和問題に関する講演会や研修会、セミナー、パネル展などが開催されました。岩美町でも、差別のない社会、人権尊重の社会をめざし、7月20日に大阪教育大学名誉教授の森実先生をお迎えし人権教育講演会を開催しました。当日は、多くの方にお越しいただき、部落差別の問題を一緒に考える大変良い機会となりました。参加者からは「差別を否定する気持ちと肯定する気持ちが同居する心の中の内的葛藤」「現代の部落差別に関わる意識状況」「結婚差別についての具体的な事例」についてたくさんの感想が寄せられました。部落差別をはじめとする数多くの人権問題において、差別や偏見、誹謗中傷、インターネット上の差別的な内容の書き込みなど、理不尽ともいえる事案が後を絶ちません。森先生からは解決への道しるべとなる多くのヒントを教えていただきました。今、まさにこれらの問題を自分ごととして考えていくことが求められています。講演会や研修会に積極的に参加して正しい知識を学びながら人権感覚を磨いていくことが自分たちにできる具体的な行動の一つと言えます。それは自分自身の生き方を見つめなおしていくことにもつながることでしょう。

問合せ：教育委員会事務局　人権同和対策係
【電話】73-1302