【特集】市の予算 and 施政方針(4)

12／56

■04　生き生きと笑顔で暮らせるまち
▼主な新規事業・拡充事業
◇出産祝金支給事業…1,900万円
これまで、第1子、第2子に対して行っていた5万円の給付を、第1子から10万円に引き上げることで、少子化対策、子育て支援の充実を図ります。

◇保育所等給食支援事業…1,510万円
物価高騰の中でも栄養バランスや量を保った、これまでどおりの給食などが確保されるよう、県の補助事業を活用し、保育所などに対して必要な経費を支援することで、子育て世帯に対する経済的負担の軽減を図ります。

◇保育料無償化事業…1億736万円
幼児教育・保育にかかる国の無償化制度に加えて、これまで有償となっていた0歳から2歳児の保育料について完全無償化を行います。

◇小児科開設支援事業補助金…9,500万円
不足する小児科について大隅・曽於地域の医療関係者と連携を図り解決に取り組むとともに、開設支援補助金を創設し、全国の医師を対象に求人・転職情報配信サイトに掲載するなど、誘致に向けた取組を行います。

・国の自殺総合対策を踏まえて策定した、第2次志布志市自殺対策計画に基づき、ゲートキーパー養成講座の実施など、対策の強化を図ります。
・安心して医療を受けられるよう、曽於地域、大隅地域、都城地域の医療圏と広域で連携し、事業の継続に取り組みます。
・児童手当について、国の制度改正により、令和6年10月分から高校生まで拡充し、第3子以降の児童については支給額を増額することで、子育て世帯の生活の安定や児童の健やかな成長を図ります。
・病児保育事業再開に向けて、病児保育を実施する事業者の施設改修費用の支援を行います。
・子育て支援アプリにより、いつでもどこでも健康相談ができるオンライン相談事業や低所得の妊婦に対する初回産科受診料の一部助成事業を開始し、全ての妊婦、子育て世帯が安心して出産・子育てができる環境づくりに努めます。
・市役所庁舎内にベビーケアルームを設置し、妊娠・出産・子育て期に寄り添った支援に取り組みます。
・志布志市健康ふれあいプラザの長寿命化を図るため、大規模改修工事に向けた取り組みを進めます。
・発達障がいへの理解や、障害者差別解消法の改正に伴う合理的配慮の提供に関する周知、啓発のため、講演会などを実施します。
・高齢者が地域で安心して生活できるよう、介護予防・健康づくり、認知症対策などの充実・推進に努めます。
・認知症カフェの活動を支援するとともに、認知症サポーター養成講座を実施し、活動の充実を図ります。
・団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題を見据え、生活習慣病やフレイル予防対策を推進することで、健康増進を図り、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な事業実施に取り組みます。

■05　心豊かで志あふれる人づくりと伝統・文化のまち
▼主な新規事業・取組
◇学校給食費無償化事業…1億3,205万円
市内の小・中学生の学校給食費を完全無償化することで、子育て世帯の経済的負担を軽減し、子育ての充実につなげます。

◇県立特別支援学校の設置
伊﨑田学園敷地内への設置について、県と連携し、早期開校を目指します。
伊﨑田学園においては、こども園から小・中学校、特別支援学校を含めたインクルーシブ教育の実現に向けて取り組みます。

■06　人と地域が輝く共生・協働・自立のまち
・地域コミュニティ協議会が市内全域で主体的に、活発に活動できるよう、人材面・財政面・施設面などの支援を継続します。
・地域コミュニティ協議会が、地域の特性や資源を活かし、地域の魅力向上につなげ、課題解決を図る取組に対して、地域魅力UP応援事業を創設し、支援を強化を図ります。
・市民、団体、事業者などが一体となってSDGsの達成を目指すため、チャレンジ補助金を創設し、活動を支援します。
・ジェンダー平等の実現に向け、出前講座など、周知啓発活動に努めます。
・令和6年1月から開始したパートナーシップ宣誓制度についての広報、啓発に努めます。

■07　市民とともに歩む「ムダ」のない経営
・デジタル社会の構築に向け、事業者のDX知見を活用したデジタル人材の育成に取り組みます。
・全庁で導入するグループ制による連携強化や柔軟な組織運用により、施策の推進体制の強化、職員の働きやすい環境の構築につなげます。
・全職員のテレワークを推進することで働き方を改革し、通勤コストや時間外手当の削減などに努めます。
・利便性向上のため、書かない窓口などを導入することで、正確で漏れのない手続案内の実現に努めます。
・固定資産税、軽自動車税種別割に加え、市民税、国民健康保険税についても二次元コードを利用した各種キャッシュレス決済に対応し、多様化する納付環境の充実を図ります。