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科学って楽しい! 科学で活躍する子どもたち 1

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千葉県松戸市

市内の子どもたちが科学の分野で活躍しています。子どもたちの想像力にあふれた科学の世界をご紹介します。加えて、市内で科学に親しみ、楽しめる場を紹介します。

◆松戸市名誉市民の山崎直子宇宙飛行士からコメントをいただきました
科学の醍醐味(だいごみ)は、自分で問いと仮説を立て、実験や観察などを通じて調べ、結論をまとめる、という一連の作業の中で、自ら主体的に学べることだと思います。複雑に絡み合った現代社会の中では、こうした観察眼や考察力は、どの分野でも大きな力となるでしょう。こうした科学の楽しさも、ちょっとした興味から。ぜひ身近な興味を大切にしてください。

◆2017年世界青少年発明工夫展 銅メダル
夏の大三角形を探せ!!~松戸プラネタリウム
第六中学校3年 小栁(こややなぎ)和季(かずき)さん
–どういう作品ですか?
「沖縄に行ったときに満天の星空を見て『もし松戸市で同じくらい星空が見えたらどんな風に見えるだろう』と思って作りました。二つのモードで市内から見た星空を楽しむことができます。一つ目は「プラネタリウムモード」。日時を入力すると、自動で365日・分単位の星空を見ることができます。二つ目は「夏の大三角形モード」。誰もがその日、その時間の夏の大三角形を探せるように、星の色が変わり、音声での説明が流れます。加えて、『星に願いを』のオルゴール版が流れたり、紫外線LEDを当てると有名な星座の形や天の川が映し出されたりする機能もあります」

形は違えど、今までの作品が生きている

–工夫したことや特徴は?
「4等星以上の星を表現するために、400本の光ファイバーを使っています。光ファイバーの太さを変えることで5段階の星の強さを表現しています。小学3年生の時の作品から、今年全国展に出展する『キセキのコンサート』という作品まで、光ファイバーを使った作品を作り続けています。形は違えど、今までの作品が生きているように思います」

–大変だったことは?
「この作品を作るために、初めてプログラミングを学びました。夏休みの初めに原案を考えて、プログラミングを学んで・・・完成するまで夏休みいっぱいかかりました。また、昨年7月の世界青少年発明工夫展では1人1ブースを任され、参加者・審査員への作品の紹介や質疑は主に英語でした。英語の先生やALTの先生に確認しながら、日本地図や英語訳した七夕の伝説等をポスターにまとめたり、英語の説明を考えたりしました」

–今後は?
「理科を学ぶことも、人に教えることも好きなので、将来は理科の先生になりたいです。この作品を使ったりしながら、自分なりに、楽しく分かりやすく理科を教えたいです」

◆千葉県児童生徒・教職員科学作品展 県知事賞
ダンゴムシコンポストを作るための基礎研究Part2
第一中学校1年 森本(もりもと)尚子(なおこ)さん
–なぜこのテーマに?
「『ダンゴムシに刺激を与えると丸まるのはなぜか』ということに興味を持ったのをきっかけに、小学1年生からダンゴムシの研究をしています。私は兄弟が多いので、家でカレーを作ると多くの生ごみが出ます。そんな生ごみを堆肥に変える「コンポスト」というものがあると母から聞きました。そこで、ずっと研究してきたダンゴムシに手伝ってもらってコンポストができないかと思い、研究を始めました」

–なぜ研究を始めようと?
「ダンゴムシが好きなことと、他の人が知らないようなことが分かることが楽しいからです。特に、友だちにダンゴムシについて聞かれたときに、なぜかを答えられるのがうれしいです。あと、研究で分からないことがあると、家族で議論をします。時々話があらぬ方向へ行くこともありますが、家族で研究について話すことはとても楽しいです」

家族で研究について話すのが楽しい

–研究をしていて、大変だったことは?
「研究をするために250匹のダンゴムシを捕まえるのが大変でした。ダンゴムシがどのようなところにいるかは今までの研究で分っているので、今回は1~2日で捕まえることができました。ですが、以前はダンゴムシの脚を見るのもきつかったこともありました・・・。あと、研究は夏休みの時期に集中してやっているのですが、テーマが生き物ということもあって、夏休みの3分の2ほどは研究していました。部活もあるので大変でした」

–今後の目標は?
「今までの研究で、ダンゴムシは生ごみが腐ると食べなくなること、乾燥したものが好きであること、ダンゴムシと同じくらいの大きさの食べ物を好むことが分かりました。今後は、もっと多くのダンゴムシを少ない手間で育てる方法などを研究したいです。将来は研究をする際の考え方や知識を生かして、看護師になりたいです」

◆「ロボカップ2017世界大会」オンステージパフォーマンス部門1位
小金中学校科学部
昨年、名古屋市で行われた「ロボカップ2017世界大会」で、19歳以下の子どもたちが参加するジュニアリーグの日本代表として出場した小金中学校の科学部の3年生7人(三山(みやま)貴也(たかや)部長、尾藤(びとう)直哉(なおや)副部長、葛西(かさい)柊摩(しゅうま)さん、田中直希さん、筒井太一さん、杉山心さん、小林結萌(ゆめ)さん)が、オンステージパフォーマンス部門で見事世界一に輝きました。

「オンステージ」は発想力や芸術性が問われる種目。同校科学部が製作したロボットは、音楽に合わせ教師役と生徒役の2体のロボットがダンスレッスンをするというもの。ロボットが腕を曲げ、センサーが音に反応して光るLED、2体のロボットが同じ動きをする演技構成が評価され、世界大会での好成績につながりました。

ロボットの設計から動きを制御するプログラミング、ロボット本体の製作の他、インタビュー審査で使うプログラミング集やポスター、映像の作成とそれらを英訳する役割を、7人がそれぞれ分担しました。「既製品ではロボットを思ったように動かすことができなかったので、半年かけて車輪の制御基盤を自作しました」と苦労したことを話してくれました。

ロボット製作で大切にしていることは「チームワーク」「ノーヒューマンエラー」、そして楽しむこと。このチームの良さは、技術だけでありません。「科学部の活動は、自由に自分たちが作りたいモノを作ることができるので楽しい。ロボットの製作は試行錯誤の連続で予定どおりに進んだことがありませんでしたが、ロボットが完成したときの喜びはひとしおで、友達からの評価や賞を受賞することでモチベーションが上がりました」と話してくれました。

将来は、世界中の人に自分の作った音楽や映像の発信、人間の生活を便利にする製品やおもちゃの製作、サイバー攻撃を減らすソフトウエアの開発、海外で出版された本を日本向けに出版するなど、世界大会での経験を通して7人の夢は広がります。

「今年も世界大会に出場する」。その目標に向かって後輩たちは、これからも活動を続けます。

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