文字サイズ
自治体の皆さまへ

ジモトの新米(1)

2/32

千葉県袖ケ浦市

■稲作研究会の主な取組み
・「JAきみつ安心米」作り
・年2回のほ場巡回
・食味コンクールの実施
・研修(最近はコロナ禍のため中止)

9月、新米の季節がやってきました。毎年夏に見られる稲穂が黄金色に輝く光景は、まちの風物詩です。
安定した気候と水資源が豊富な袖ケ浦は、お米が育てやすい環境のため、市内各地で米作りが行われています。
米作りについて、稲作研究会会長の山下さんにお話を伺いました。

◇米作りがしやすいまち
私の家は、江戸時代から続く米農家です。
千葉県、とくに袖ケ浦は、川や地下水などの水資源が豊富で米作りがしやすい環境です。
最近は温暖化の影響で気候が昔とは異なり、集中豪雨があるなど天候がよくない年も多いですが、全く米が収穫できない年はないので、袖ケ浦は恵まれていると思います。

◇そでがうらの新米
米作りは4月に種まきを行い、収穫するまで毎日、水の管理や草刈りを行います。私の田んぼがある永地のあたりは、お盆明けから稲刈りが始まります。
朝から晩まで稲を刈り、夜に稲を乾燥させ、朝起きてから籾摺(もみす)りをします。1日中作業を行うので大変ですが、美味しい新米を多くの人に食べてもらえたら嬉しいです。

◇地元のお米を食べてほしい
私が作るお米はすべて農協に納品し、学校給食センターとゆりの里に出荷されます。
給食センターに出荷するお米は「JAきみつ安心米」といい、稲作研究会で生産しています。
安心米は基準が厳しいため、手間もコストもかかりますが、子ども達に美味しいお米を食べてもらいたいので、長年作り続けています。
また、ゆりの里では、袖ケ浦産のお米が数多く販売されています。地産地消。私が作った、作らないに関わらず、袖ケ浦で作ったお米は、袖ケ浦の人に食べてもらいたいです。

◇米作りのこれから
稲作研究会は、年々高齢化が進んでいます。若い米農家さんに、稲作研究会の活動を知ってもらい、興味をもってもらえるような取組みをしていきたいです。

◆番外編
お米の美味しい食べ方聞いてみました
精米したお米を冷蔵庫に冷やしておくと、鮮度が落ちないのでより美味しく食べられます。
私の家では、玄米・精米それぞれ冷蔵庫で保管しています。また、精米したお米は早めに食べた方が美味しいので、1週間分の食べる量だけを精米するようにしています。

■ジモトをたべる 地産地消の取組み
地元で収穫された農畜産物は、「農畜産物直売所 ゆりの里」や「FARM COURT袖ケ浦(ゆりまち袖ケ浦駅前モール内)」などで購入することができます。
また、学校給食では、袖ケ浦産のお米や野菜などを積極的に使っているほか、市内には袖ケ浦産の農畜産物を使っている飲食店が数多くあります。
農業の盛んなまちでとれた、「地元の味」。「袖ケ浦産」を選んでみてはいかがですか。

◇学校給食の地産地消
学校給食では、地元で生産される農作物を知ってもらい、地産地消を推進するために、お米をはじめとした市内で生産される食材を使用しています!

◇FARM COURT 袖ケ浦
小幡 店長
定番からお洒落なイタリア野菜まで、バリエーション豊かな農産物が育つ、栽培に適した袖ケ浦。地元でとれた自然の恵みをお届けしています!

■農業(Agriculture)
上泉で農業を営む
袖ケ浦4Hクラブ
会長 長嶌 順一 さん

◇若手農業者集団「4Hクラブ」
私が所属する「袖ケ浦4Hクラブ」は、若手農業者の集まりです。勉強会や定例会で情報交換をしたり、直売会などを行っています。

◇はじめての農業
数年前まで、農業者向けの機械を売る会社で働いていました。元々農業に興味があった訳ではなく、農家への婿入りをきっかけに農業をはじめ、会社を辞めて本格的にスタートしたのは最近です。
機械操作など、前職の経験を活かせることもありますが、追肥の時期や害虫の防除など、実際に作物を育てることは難しいと感じます。

◇「長嶌」の名前で選ばれる野菜を作りたい
私が収穫した作物の多くは農協へ出荷し、最近はじめた家庭菜園で収穫した作物は、ゆりの里などの直売所で販売しています。インターネットで調べ、工夫して育てた野菜が直売所に並ぶのは嬉しいです。
皆さんがお店で野菜を買う時、産地で選ぶことはあまりないかもしれませんが、袖ケ浦産を選んで、食べてもらえたらとても嬉しいです。「長嶌さんが作っているから」と名前で買ってもらえるようになったら最高ですね(笑)。

◇袖ケ浦を有名にしたい
今はお義父さんに農業を教えてもらっていますが、いずれ私が継ぐ時のために、家庭菜園でさまざまな野菜を試して、自分にあった作物の栽培をしたいです。
4Hクラブとしては、「三浦のキャベツ」や「姉崎大根」など、地域の名前がついた作物で、袖ケ浦の名前を有名にできる特産品を作ることが目標です。

■若手(Young)
大鳥居で農業を営む
君津4市4Hクラブ連合会
会長 山口 雄河 さん

◇25歳、若手農業者
祖父母が農家だったので、小さい頃から農業機械に乗ったり、アルバイト代わりに手伝いをしたりと、農業にふれあう機会が多かったです。高校卒業後は、農業以外の進路を考えたこともありましたが、祖父母の代で終わってしまうのはもったいないと思い、家業を継ぐために農業大学校へ進学しました。
最初は何も分からないゼロからのスタートでしたが、同じ志をもった仲間と学び、今では就農して5年が経ちました。

◇少人数での経営・効率的な作業
今は妻と祖父母の4人で作業をしています。水稲をメインに、裏作でレタス、あとは4Hクラブで取り組んでいるトウモロコシを育てています。収穫した作物は、農協とFARMCOURTに出荷・販売をしています。
年間を通して作業があるので大変ですが、雇用をしていないため、いかに無駄を省いて効率的に作業をするかを大事にしています。

◇お客さんに喜んでもらえる作物を
コロナ前は対面販売をする機会が多く、お客さんの「美味しかったよ。」などという声を直接聞けるのが嬉しかったです。
対面販売が難しいコロナ禍の今だからこそ、生産者を消費者の皆さんに伝えることは大事なことだと思います。自分はもちろん、4Hクラブの仲間で作っている農作物を知ってもらうことで、「袖ケ浦産」を選ぶきっかけになってほしいです。
ゆくゆくは「山口雄河」の名前が選ぶ基準になったら嬉しいですね(笑)。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館ビル5階

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU