慶應義塾大学SFC研究所×大山・菁莪地域
白岡元気プロジェクト2019~みんなで活動の輪を広げよう~
市では、慶應義塾大学SFC研究所飯いさがい盛研究室との連携・協力により、平成29年度から「白岡元気プロジェクト」を実施しています。
このプロジェクトは、市内の他の地域と比較して、人口減少や高齢化が顕著に現れている「大山地域」及び「菁莪地域」を対象としています。
本プロジェクトでは、地域の皆さんと飯盛研究室の学生との協働により、両地域を「元気」で「魅力的」な地域にするための活動が展開されています。より多くの皆さんに、地域活動に関わっていただけるような取組を実施していきます。
◆プロジェクトの取組をさらに広げていきます。
平成30年度は、前年度に行った活動内容の検討結果をもとに、学生が3つのチーム(菁莪多世代交流チーム、大山チーム、リヤカー隊チーム)に分かれて、さまざまな活動を実施しました。
地域農産物のPRと販売、地域のお祭りを盛り上げる活動、多世代が交流できるイベントの開催など、両地域にお住まいの皆さんと学生が協力し、次々と新たな地域活動が生み出されました。
今年度は、これまでの活動の定着と展開を目指して、プロジェクトを進めていきます。
1、菁莪多世代交流チーム
出かける機会の減少や世代間交流の希薄化といった地域課題を解決するため、多世代の皆さんが集まり、楽しく交流ができる場づくりを行いました。
▽令和元年度の取組
活動内容の周知や活動への協力者の募集を目的とした「学生新聞」の発行、また、「菁莪元気食堂」の定期的な開催などを行います。
2、大山チーム
大山地域における地域内外との交流機会を増やすとともに、子どもたちの地域に対する愛着を深める取組を行いました。
▽令和元年度の取組
地域活動に、より多くの女性の皆さんに参画してもらうため、女性が楽しく参加できる地域イベントを開催します。
また、大山っ子カレッジなど、地域の皆さんとの協働によるイベントを継続して実施し、地域の皆さんが主体となった活動の定着を図ります。
3、リヤカー隊チーム
農家で使わなくなったリヤカーを提供してもらい、地域の人と学生で修理を行い、リヤカーを活用した活動を実施しました。
特産物などの地域の魅力を発信する取組や地域の交流を活性化する取組を行いました。
▽令和元年度の取組
地域の中学生や高校生を巻き込んだ活動の実施、また、リヤカーを中心とした地域の「たまり場」の創出などを行います。
◆新たなチャレンジ「白岡美人プロジェクト」
本市において、「梨」は市を代表する特産品です。
しかしながら、近年、出荷量や栽培面積などが大きく減少しています。
梨の多くが大山・菁莪地域で生産されているため、梨生産の減少は、両地域においても大きな課題となっています。
梨のブランド化を図り、梨生産の復興を目指すことにより、両地域における活気と魅力の向上につながることが期待されます。
このようなことから、市では、今年度から白岡元気プロジェクトの取組の一つとして、白岡の梨「白岡美人」のブランド化に取り組んでいます。
「白岡美人」を全国有数のブランド梨に育て、市における梨生産の復興を目指します。
▽取組(1)[白岡美人ブランド化戦略の策定]
梨生産者や公募による市民等で構成する「白岡美人プロジェクト実行委員会」を組織してブランド化戦略の策定を行います。
▽取組(2)[ロゴマークのデザインやオリジナルのPR用品の制作]
白岡美人の効果的なPRやイベントの開催時に必要となるロゴマークのデザイン、ポスターやチラシ、のぼり旗等を制作します。
▽取組(3)[梨の販売促進PRやイベントの開催]
JRのターミナル駅や人が多く集まるイベントなどにおいて、白岡美人のPRや販売促進に向けた活動を行います。
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