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特集 Vol.16 村の「おいしい」を届けます 第6回

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奈良県下北山村

■人と自然に優しい暮らしをめざして マキビトCafe
2017年、地域おこし協力隊制度を活用し、下北山村へ移住してきた小野さん夫妻は、自然豊かな山深い土地に惹かれこの村を選んだ。
少しずつ村に溶け込みながら、翌年には一棟貸しの宿「山の家 晴々」をはじめた。
その後、2020年、新たにカフェをオープンさせた。
毎月、0のつく日がピザ、5のつく日はカフェとして営業している。

▽(※)セルフビルドという壮大な挑戦
マキビトCafeは村内の木材を使用し、約2年かけて建てられたセルフビルドのカフェ。建物のほとんどが小野さんの手によって仕上げられ、室内は温かく落ち着いた雰囲気に包まれている。
なぜ時間も労力もかかるセルフビルドにしたのかと夫、正晴さんに聞くと、「使われていない土地があったから山の資源を活用できる取り組みにしたかったし、一から木の建物を建ててみたいと思っていた。」と答えてくれた。
だが、実際に挑戦してみて大変だったのは完成までにいかにやる気を維持していくかということだったそう。
大好きな宮崎駿監督のジブリ映画や、ドラマ「北の国から」を観てやる気を出していたと、独特なモチベーションの上げ方を教えてくれた。

▽〝まきびと〟としての暮らし
2人の生き方を大きく変えたのは、3年間の世界一周ハネムーン旅行。
ハネムーンと言っても、現地の暮らしに溶け込んだ旅だったという。厳しくも美しい自然の中で生きる人々を目の当たりにするなかで、自分たちの力で生きていく「手作りの暮らし」に憧れを抱いていったそう。
マキビトの由来には、火のある暮らし「薪火と」、山と関わり暮らす「薪人」、自然と一体となり旅をする「牧人」など、2人が大切にしていきたい思いが込められている。

▽1カ月かけてようやく辿り着いた一杯のコーヒーから感じたこと
コロンビアのコーヒー農園に滞在した時、豆の収穫から焙煎まで自分ですると、一杯のコーヒーを飲むまでに1か月も手間がかかったという。その経験から、自分たちもちゃんとしたものを出したいと考えるようになったそう。
そんな2人が提供するのは、素材本来の味を活かした、素朴で飽きない、体に優しいものばかり。
村内の薪を使い、手作りの石窯で焼いた天然酵母のピザや、地元の食材を使った手作りのケーキ、また自家焙煎のオーガニックコーヒーなど自然の恵みがたっぷりのものを提供している。

▽自分たちのペースを大切に
カフェをオープンしたことにより今まで宿泊に来ていた村外のお客さんだけでなく、村の人にも来てもらえるようになった。
去年から家族も1人増えたが、これからも、無理なく自分たちのペースを大切に、暮らしを作っていく「オノ暮らし」は続いていきます。

(注)セルフビルド…住宅を自分自身で建てること

マキビトCafe
住所:下北山村寺垣351
【電話】080-5989-4073

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〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館ビル5階

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