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地域防災計画を見直しました

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山形県三川町

近年、多発している地震や風水害といった自然災害に的確に対応するため、三川町では地域防災計画を見直しましたので、その内容を紹介します。

昨年7月に西日本から東海地方を中心に広い範囲で数日間大雨が続き、土砂災害等による死者が200人を超える甚大な災害が発生しました。
県内でも8月5日から6日にかけて大雨が続き、庄内地方と最上地方を中心に洪水被害に見舞われ、三川町内でも、一部の地域に避難情報を発令しました。
これまで町では、町民の生活に重大な影響を及ぼす自然災害、特に地震と風水害について、被害を最小限に食い止める予防対策、さらに、災害が発生した場合の応急対策、被災後の復旧・復興対策について必要な事項を定めた地域防災計画を策定しています。
国や県では、これまで発生した災害で得られた教訓や課題を反映するため、防災関係の法改正や各種マニュアル等の見直しを行っています。国や県の見直しを受け、今年度、町ではより実効性の高い計画にするため、地域防災計画を見直しました。

■見直しにあたっての考え方
自然災害の発生と、被害を完全に防ぐことは不可能なため、いざ災害が発生しても、その被害を最小限にする「減災」の考え方を基本方針として定めました。
この基本方針のもと、自助と共助により町内会を中心とした地区の防災力を高めることと、この地区の防災力と行政による公助が連携・協力することで災害に強いまちづくりを目指すこととしました。

▽自然災害発生→地域防災力
自助・共助:自分や家族は自分たちで守る地域の住民が互いに助け合う
・家庭内備蓄
・自主防災会による活動
・一人で避難できない方への支援
公助:町や防災関係機関が行う対策
・堤防等の整備
・災害時の救助
・自主防災会の支援

■見直しの内容
主な見直し点は次の通りです。
1.大規模災害への対策強化
(1)普段からの防災への取り組みの強化、洪水ハザードマップの見直し
(2)大規模災害時の災害対策本部体制・機能の強化
(3)避難行動に結びつく各町内会単位の情報伝達体制の整備
(4)住民等の円滑かつ安全な避難対策の強化、一時避難場所等の活用
(5)災害廃棄物の集積地など、防災拠点施設の指定
(6)家庭内備蓄の推奨
2.水防法改正に伴う防災対策の推進
(1)洪水ハザードマップの見直し
(2)要配慮者利用施設等における避難確保計画作成の義務化
(3)防災行動計画(タイムライン)の策定準備

■自助と共助の強化地区防災計画の策定を進めます
今回の地域防災計画の見直しに沿って、町では4月から自主防災会と協力して地区防災計画の策定を進めていきます。この計画策定のなかで、災害時に避難支援を必要とする方の名簿「避難行動要支援者名簿」を整備します。この名簿には、一人暮らしの高齢者や一人での避難が難しい方など、本人の同意を得られた方を登載し、この方の避難を誰が手助けするのかを決めていきます。
いざ災害が発生した場合、災害対策の最終目標は「災害による犠牲者を出さない」ことです。自分や家族は自分たちで守る「自助」と、自助だけでは不足する部分を自主防災会による「共助」で補うことによって、地区から「災害による犠牲者を出さない」ことにつながります。

■洪水ハザードマップも見直しました
町では、近年多発する集中豪雨や洪水に対応できるよう、洪水ハザードマップの見直しも行いました。
本町は河川の下流域に位置しているため、今回の見直しでは、赤川、大山川、藤島川、京田川、最上川のそれぞれの河川で想定し得る最大規模の降雨による洪水浸水想定区域、浸水した場合に想定される水深を重ね合わせて作成しました。
見直しにあたり、住宅の1階床下浸水が想定される0・5m未満、1階の床上浸水が想定される0・5m以上3・0m未満、2階の浸水が想定される3・0m以上5・0m未満、2階の水没が想定される5・0m以上の4色で色分けしました。
さらに堤防決壊により、家屋の倒壊・流出をもたらす激しい氾濫が発生すると想定される区域も示しました。
この洪水ハザードマップは全戸配布しますので、自宅やその周辺がどの程度浸水するかを確認し、避難勧告等が出された時に、安全に避難する方法について家族で考えましょう。

▽予想される浸水深(目安)
避難行動の大原則:避難勧告等が発令されたら速やかに避難
・5m以上(2階水没)
・3m以上(2階浸水)
避難情報のみならず、出水時の水位情報等にも注意し、必ず避難所等の安全な場所に避難
・0.5m~3.0m未満(1階床上浸水)
避難勧告等が発令されたら速やかに避難
・0.5m未満(1階床下浸水)
避難が遅れた場合は、無理をせず自宅2階等に避難

■天災は忘れたころにやってくる
三川町危機管理専門員 川井縁(ちなむ)
先日、すみよし構造改善センターにお伺いした時、すみよし町内会で昭和叅0年6月に発生した水害の写真がありました。実際に三川町で洪水が発生しています。
町内に大小5つの河川があり、どの河川も下流部に位置しているのに、近年、大規模な洪水が発生していないのは奇跡としか言いようがありません。しかし、この奇跡がこれからも永遠に続くとは限りません。「天災は忘れたころにやってくる」という言葉があります。いつ、どこで災害が発生するか誰にも分からないので、備えるしかありません。
町内で発生する可能性のある洪水については、避難するまで準備できる時間があります。近所で「避難しましょう」と声をかけ合うことで救える命があります。自分や家族への備えと、近所に対する備えを今一度考えることが防災の第一歩となります。

問合せ先:役場総務課危機管理係
【電話】35-7010

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