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特集 防災都市千代田 備えあれば憂いなし 防災最前線(1)

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東京都千代田区 ホームページ利用規約等

・地域の避難所がどこにあるのか知らない 22.9%
・災害に備えて備蓄をしていない 8.2%

■災害が起きたとき、あなたはどう行動しますか
第48回千代田区民世論調査(令和4年2月)によると、「地域の避難所がどこにあるのか知らない」と答えた方が22.9%、「自宅において地震などの災害に備えて備蓄していない」と答えた方が8.2%、また、「区内で在勤・在学している」と答えた方が44.4%いました。自宅や勤務先、学校など、災害はいつ、どこで起きてもおかしくありません。そのため、企業、地域、学生、区が連携し、日ごろから災害に備え、発災時はともに助け合う必要があります。今号では、それぞれの備えを紹介します。

■企業の取り組み最前線
◆帰宅困難者受入施設で災害に備える
丸の内・大手町など、世界的なビジネス街として発展する区の昼間人口は85万人を超え、もし首都直下地震が発生した場合、約59万人の帰宅困難者が発生する恐れがあります。そのため、各企業の災害に備える取り組みが大切です。
区と協定を締結している企業では、帰宅困難者を受け入れるための環境整備や備蓄で災害に備えています。なかでも三菱地所(株)は、帰宅困難者の一時滞在施設として、約1,000名が3日間滞在できるオフィスビル、大手町フィナンシャルシティグランキューブを運営。電力と水の自立型システムを導入するとともに、備蓄を整備し、防災訓練を行うなど発災に備えています。

◇飲料水を確保
断水時には高度ろ過設備で井戸水から飲料水を確保・供給。下水道に異常が発生しても都心浄化設備で下水処理ができ、処理水は中水としても利用できる

◇独自に電力供給
ビル独自で電源を確保し、停電時の電力確保に貢献する発電システム(CGS)

◇3日分の備蓄
3日分の食料や毛布などの防災物資を備蓄。マスクや防護服などもあり、新型コロナウイルス対策も徹底

○三菱地所(株)管理・技術統括部 三隅寛己さん
発災時、避難者=災害弱者ではありません。この施設を拠点に、お互いができる行動をとりましょう。

●企業×区
○帰宅困難者の受入施設を募集しています
区は屋外で被災した方が帰宅できるまでの間、一時的な滞在場所の確保を進めています。ホールやエントランス、ロビーなど、受入場所の確保ができる場合、帰宅困難者受入協定にご協力をお願いします。詳しくは、問合せ先へお問い合わせください。

○事業者の備蓄物資購入を助成します
区内事業者に対して、食料や水、生活用品などの備蓄物資購入費用の一部を助成しています。対象となる事業所など詳しくは、区のHPをご覧ください。

問合せ:災害対策・危機管理課
【電話】03-5211-4187

■地域の取り組み最前線
◆地域の防災訓練を通じて災害に備える
災害はいつどこで起こるか分かりません。そのため、区民の皆さんの日ごろからの備えが発災時のまちを守ります。
発災後、建物の倒壊や火災などの影響により、自宅に留(とど)まることが困難になった方々のため、各地域で避難所が開設されます。避難所では、地域住民主体の「避難所運営協議会」が中心となり住民の安否確認や資器材の組み立てや炊き出し、給水などを行います。平時から避難所ごとにテーマを決めて、独自の防災訓練や避難所開設訓練を行って情報を共有し、災害に強い地域コミュニティを作っています。

○区立スポーツセンター避難所運営協議会委員長 斎藤光治さん(内神田鎌倉町会 町会長)
今年の訓練は、発災後の行動を分かりやすく示した「アクションカード」を活用して行います。訓練を通して一人ひとりの防災意識を高め、誰もが動ける地域を目指します。

○神田さくら館避難所運営協議会委員長 田畑秀二さん(多町二丁目町会 町会長)
当避難所運営協議会では、迅速に避難所を開設できるよう、実践的な訓練を行っています。今後もさまざまな災害に備えて訓練を継続し、地域の防災力向上を図っていきます。

■学生の取り組み最前線
◆災害ボランティア訓練を通じて災害に備える
区内には高校、専修学校、各種学校、大学など50を超える学校があり、区内で学ぶさまざまな学生の備えと行動が発災時の被害を軽減することにつながります。
区と「大規模災害時における協力体制に関する基本協定」を締結した大学は、発災時に施設の一部を避難施設として提供し、収容した被災者に対して備蓄物資を提供するほか、学生ボランティアが被災場所や避難所へ派遣されます。そのため、各大学の学生は、訓練を通じて非常時に取るべき行動を学んでいます。
6月25日には、法政大学※の学生ボランティアの皆さんが東京消防庁本所防災館(墨田区横川4-6-6)で訓練を受けました。
※法政大学は帰宅困難者受入施設として開設

◇消火器体験
台所やストーブにかかった衣類で火災が発生。(1)安全ピンを引き抜く(2)ホースを外して火元に向ける(3)レバーを強く握って放射、という消火器の使い方を再確認しました

◇震度7体験
揺れの最中には、重心を低くし頭を守る姿勢を取り、ものが「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」空間に身をよせました。揺れがおさまるまで様子をみて、実際の大震災の揺れの大きさとその怖さを感じとりました。

◇水害体験
水害が発生したとき、車から出られるか、建物の扉を開けられるかを体験しました

○学生一人ひとりの行動が命を守ることにつながる
法政大学キャリアデザイン学部3年 茂木捺々穂さん
地元の群馬は地盤が硬いというけれど、すごい揺れでした。私は、地元で体験したこの東日本大震災がきっかけで、災害救援ボランティア講座を受講しました。また、ボランティアセンター学生スタッフとしても活動しています。講座に参加して非常時を体験することで、適切な行動を学んだり、一緒に行動する友人ができたりしました。災害時は公助の力が弱くなるため、まずは自助そして共助が大切だと今回の講座を受けて考えました。災害に備え、防災の知識を身につけて、学生一人ひとりが周りを引っ張っていけるよう、これからも活動や発信をしていきます。

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