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北斎名品コレクション(54)

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東京都墨田区

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。

◆葛飾北斎「桔梗(ききょう)にとんぼ」(錦絵)
本図は、西村屋与八から出版された大判花鳥画シリーズ全10図のうちの1図です。画面右手から吹く風にたなびく桔梗が描かれています。本図には、赤みがかった色の一重の桔梗、多重咲きの桔梗、青い斑(ふ)入りの桔梗の3種類が描かれています。咲いている花のほか、まだ固く閉じている蕾(つぼみ)や、ほころぶ蕾も描かれており、様々な桔梗の表情を楽しめます。北斎の繊細な観察眼は、桔梗の花脈やまだら模様の細かな表現からもうかがえます。また、桔梗の上を飛ぶとんぼをよく見ると、翅(はね)の脈や翅の先の黒い模様の縁紋(えんもん)まで細かに表現されています。本図は、「北斎花らんまん」展の後期(5月22日まで)に展示されています。

すみだ北斎美術館で開催中の企画展「北斎花らんまん」展の見所をご紹介します。

◆葛飾北斎「諸国名橋奇覧(しょこくめいきょうきらん) 山城(やましろ)あらし山吐月橋(やまとげつきょう)」(錦絵)
本図は、実際に存在する橋や物語に登場する橋などの珍しい橋を描いたシリーズ、諸国名橋奇覧のうちの1図です。嵐山は、京都府京都市に位置しており、桜や紅葉で名を馳(は)せる風光明媚(ふうこうめいび)な景勝地として知られています。また、後嵯峨天皇(ごさがてんのう)が吉野の桜を移植したことから桜の名所になったといわれています。吐月橋とは、嵐山の北側を流れる桂川に架かる渡月橋(とげつきょう)を指しています。橋の上から景色を眺める画面左に描かれた2人の人物は桜を見ているのでしょうか。橋を渡り嵐山の方面へ向かう人々、川で木材を運ぶ人々、春の長閑(のどか)な風景が広がっています。本図は、「北斎花らんまん」展の後期(5月22日まで)に展示されています。
日時:5月22日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
場所:すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
入館料:
・一般…1,000円
・高校生・大学生・65歳以上の方…700円
・中学生・障害のある方…300円
・小学生以下…無料
*観覧日当日に限り、常設展・常設展プラスも観覧可

問い合わせ:すみだ北斎美術館
【電話】03-6658-8936
*詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、展示の中止や会期等が変更となる場合があります。最新情報は、すみだ北斎美術館のホームページをご確認ください。

問い合わせ:文化芸術振興課文化芸術担当
【電話】03-5608-6115

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〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館ビル5階

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