ユーザー登録
文字サイズ
自治体の皆さまへ

地域に開かれた、子どもが主役の児童館。(1)

1/37

東京都渋谷区

人とつながるきっかけをつくる。地域に愛される、子どもたちのふれあいの場。

■渋谷のラジオで出張インタビュー多くの子どもたちが集う児童青少年センターフレンズ本町で働く皆さんに、施設の魅力やイベントの考え方、地域で果たす役割などについて聞きました。
※インタビューは2月26日に実施しました。

児童青少年センターフレンズ本町
館長 須藤拓也(すとうたくや)さん「地域と連携して子どもたちを見守っています。」
主任児童厚生員 五十嵐力馬(いがらしりきま)さん「子どもたちに自分の好きなことを見つけてほしいです。」
主任児童厚生員 稲毛直也(いなげなおや)さん
主任児童厚生員 赤島幸至(あかしまこうし)さん「話を聞いてくれる大人がいるので、安心して遊びに来てください。」
児童厚生員 羽角莉帆(はすみりほ)さん

◆それぞれの子どもに合わせたサポートを。
◇児童青少年センターフレンズ本町はどのような施設ですか?
須藤:旧渋谷区児童福祉センターの老朽化による建て替えで、平成28年にオープンした施設です。アリーナ(体育館)、ローラースケート場、図書室、工作室、音楽スタジオ、ダンススタジオなどがあります。利用できるのは、区内在住・在学の18歳以下で高校生までの人とその保護者です。また、地域の各団体での利用や区内在住の60歳以上の人が利用できる地域交流センター本町と、認定こども園「本町そよかぜこども園」も併設しているので、世代間の交流も生まれています。

五十嵐:各スタジオは団体登録をしていただければ、子どもたちだけでも利用可能です。学校の文化祭で演奏するバンドの練習をしたいから、と音楽スタジオを使う子どもたちもいます。

稲毛:アリーナでは、バスケ部の高校生が部活後に練習をしに来ることもありますし、自由に遊んでいる子たちもいます。また、月に1回ボルダリングのプロの講師を招いて「親子でボルダリング」というイベントも開催しており、アリーナのクライミングウォールを使って体験することもできます。

赤島:僕は主にローラースケート場で子どもたちと接しています。ここは小学校1年生から利用でき、スケート靴やプロテクターを無料で貸し出しているので、何も持っていない人や、初心者でも安心してチャレンジできます。必ず専門のスタッフが付いて、靴の履き方や滑り方、止まり方を教えます。もっと上達したい子には、スピードを競ったり、ホッケーに挑戦したり、一人一人に合わせてサポートしています。

◇年間を通じてさまざまなイベント、企画を実施されていますね。
須藤:基本的には子どもたちの長期休みに合わせてイベントを企画しています。例えば、昨年10月は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会から正式種目になったスケートボードとスポーツクライミングに触れるため、代表候補の選手を招いて幼児から小学生まで体験できる教室を開催しました。また、劇団による演劇や人形劇の鑑賞会も開催しています。

◆「きっかけ」「つながり」「活動促進」が企画の柱。
◇体を動かすものから文化的なものまで、幅広いんですね。企画を立てるときのポイントはありますか?
須藤:全ての企画において大切にしているのは、「きっかけ」「つながり」「活動促進」という3つの柱です。フレンズ本町で開催するイベントや教室は、全てこのいずれかを意識しています。

稲毛:僕はダンススタジオに携わることが多いのですが、毎年度、2期に分けて、継続して子どもたちが通えるダンス教室を開いています。単発のイベントではなく、目標を立てて達成するところまでやり切ることで、今後の自信につなげてほしい、と考えて企画をしています。

羽角:2人制のバスケットボールなど、少人数でもできるフレンズ本町が独自にアレンジした競技の大会をフレンズカップ、と呼んでいるのですが、最近はボッチャでこのフレンズカップを実施しました。小学校1年生から6年生までの20人ほどが、年齢を問わず同じゲームを楽しみながら交流できました。

五十嵐:子どものうちにいろいろなものに触れて、経験することで、今後の人生で長く付き合っていけるような好きなことや、自分に向いていることなどを見つけてほしいですね。

◇違う学校に通う子どもたちの間でも、交流が生まれていますか?
五十嵐:一緒に遊んでいるうちに、いつの間にか仲良くなっているな…という子どもたちを目撃することはたくさんありますね。

赤島:以前、カードゲーム大会をやりたいと言った高校生がいたのですが、準備や当日の受付対応などは5人ほどの高校生に任せて、僕はサポートに回ることにしました。その結果、当日は世代を超えて交流しながら、企画・運営なども上手にこなしてくれました。小学生が15人ほど集まってトーナメント戦になり、年齢、学校を問わず試合を通じて仲良くなっていましたね。

須藤:本来、児童館のあり方は、こんなふうに子どもたちが主役になれる場所であることが理想的だと思っています。もちろん、安全のために大人が運営することも多いですが、運営面でも子どもたちに任せられるところは積極的に任せていきたいですね。日頃からスタッフには、子どもたちが来たら、まずは何も聞かずに一緒に遊んであげて、と伝えています。信頼してくれたら、子どもたちの方から「こんなことがしたい」と伝えてくれるようになる。大人からアプローチをするのは簡単ですが、子どもたちに本音で接してもらい、自主性を育むことを優先しています。

→(2)へ

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館ビル5階

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU