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今はむかし(その317)

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東京都狛江市

■友好都市と相互応援協定

狛江市役所市民ひろばに「感謝の碑」という石碑があり、そこには「平成十六年十月二十三日午後五時五十六分静寂を破る轟音とともに川口町を震源とする新潟県中越地震が発生し、震度計測史上初の最大震度七を記録、豊かな自然と平穏な暮らしは一瞬にして崩壊し、六名の尊い命が奪われ、全町が壊滅的被害を被る未曾有の大惨事となりました。地震発生直後から狛江市の迅速かつ献身的な支援活動と心温まる励ましにより私たち川口町民は震災から立ち上がり復興への途を歩み始めることができました(以下略)」と文字が刻まれている。平成16年10月23日に新潟県一帯を襲った中越地震の時、狛江市の消防団員や市職員で組織する支援部隊がいち早く駆けつけ、地震直後の混乱の中、救助活動や救援物資の供給、避難所の設営などに尽くしたことへのお礼の言葉である。
長岡市川口地域とは、昭和62年7月、新潟県北魚沼郡川口町だった頃ふるさと友好都市を結び友好を誓った仲で、翌年7月には災害救援協定が結ばれている。
川口地域は、信濃川と魚野川の合流点に広がる見渡す限りの水田と越後三山の美しい山並みを望める水と緑の農村地帯で、春の新緑、夏の鮎(あゆ)釣り、川遊び、秋の紅葉、冬の雪遊びと四季折々の楽しみを味わえる。
特産物はコシヒカリの他、笹だんご、鮎、山菜、きのこなどの収穫がある上、野球場、テニスコートなどのスポーツ施設も整い、それらを通して交流がなされている。
もう一つの山梨県北都留(つる)郡小菅村とは平成18年10月に住民交流友好都市協定、25年7月に災害時相互応援協定が結ばれている。小菅村は多摩川の上流に位置し狛江市で行われている「多摩川いかだレース」に平成6年以降、毎年参加して交流があったことと、平成18年5月に小菅村で開催された「多摩源流まつり」に参加した狛江市民からの提案で協定が結ばれたのである。
小菅村は多摩川の源流にあって西に大菩薩峠、全村の95%が森林、その3割が東京都水道局の水源涵(かん)養林だという。
森林の中には白糸の滝や雄滝があって、それらを結ぶハイキングコースが素晴らしい。また、村営釣り場やテニスコートなどみんなで楽しめるし、山の幸、川の幸が豊富で、小菅産のヤマメの塩焼きは狛江市民まつりや地域センターまつりなどで香ばしい香りを立てている。
わさびやわさび漬け、コンニャク、山菜なども豊富で、物産館では特産物の販売、小菅の湯は湯煙を立て、民宿では地酒でささやかな酒宴を楽しめる。
災害時相互応援協定は、令和2年9月現在、この他にも調布市、世田谷区、上野原市、三島市、石巻市、宇土市がある。

井上孝
(狛江市文化財専門委員)

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