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きらりとちぎ人

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栃木県栃木市

■からくり人形師 半屋弘蔵(はんやこうぞう)さん
江戸時代の座敷からくり人形の復元・制作を行い、これまでに実演や工作教室で全国300カ所以上を飛び回り活躍する半屋弘蔵さん。新潟県に生まれ、自動車メーカーに就職し、転勤を機に栃木市に移住。持ち前の技術力を活かし、全国に数名しかいない『からくり人形師』の道を歩んだ半生を伺いました。

▽江戸時代の技術に魅せられて
半屋さんが21歳の時、就職した大手自動車工場が、大平町に新工場を建設するときの創設メンバーに選ばれたのをきっかけに、栃木市に移住してきました。新工場で、設備修理や業務改善に携わっていたことから、工場長から「江戸時代のからくりを研究して、設備のコストダウンをしてくれ」と言われたのが運命の始まり。後の師匠となる人形師・半屋春光(はるみつ)氏と出会い、からくりの仕掛けの勉強や手伝いをしているうちに、江戸時代に生まれたからくり人形には、当時の先端技術や遊び心が詰め込まれており、現在のロボットの原点とも言えると感動。その魅力にすっかりはまってしまったそうです。師匠に弟子入りし学びを深める中で、「残された人生をからくり人形に賭けてみたい」と、48歳で会社を早期退職。「えいやっ」とばかりに、からくり人形の道に飛び込みました。

▽夢を追う難しさ、でも…
「今思えば、夢を追いかける私に付き合わされ、妻は大変だったと思います。収入はもちろん厳しくなりましたし、不安もあったかと思います。私のわがままを許し、今でも支えてくれている妻には、とても感謝しています。」
実はからくり人形を生業としている人は、日本で数人しかいません。「活動を始めた頃は、手探りの日々。でもたくさんの人に出会い、交流し、支えていただいてきました。栃木市がからくり人形職人としての私を育ててくれたといっても過言ではありません。最近では市内の様々な場所でからくり人形を披露する機会が増えてきました。小江戸と称される栃木市で、江戸時代に生まれたからくり人形を見ているとまるでタイムスリップしたようだと言われます。愛すべき栃木市と大好きなからくり人形が掛け算となっていることが、私は嬉しくてなりません。」

▽からくり人形師の活動はこれからも!
半屋さんは令和4年11月まで、栃木市ふるさと大使として大活躍し、観光に貢献していただきました。「今年で70歳、体調面に不安があり、途中で迷惑をかけたくないので、昨年の秋まつりで大使を卒業させていただきました。しかし、これからも活動できる限り、栃木市とからくり人形の魅力を多くの人に伝えていきたいと思います。ぜひ実演を見にお越しください。」半屋さんの実演スケジュール等に関するお問合せは栃木市観光協会まで

問合せ:栃木市観光協会
【電話】25-2356

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