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【特集】地域×学校 ー未来へつなぐー (3)

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栃木県那須塩原市

■地域の伝統「獅子舞」 次の世代に繋(つな)ぎたい
地域学校 東那須野協働本部

獅子舞の保存会と学校が手を結び、地域の伝統芸能「獅子舞」を将来につなぐ。
今年の4月から大原間小学校でそんなクラブ活動が始まった。
地域の活動推進員にその活動のきっかけを伺った。

◇interview
大原間小学校 地域学校協働活動推進員
白井 通(とおる)さん

江戸時代から続く三本木地区の獅子舞。長年、地区の農家により継承されてきたが、時代とともに農家数が減少。近年は、農家に限らず地区全体で継続を図ってきたが、それでも存続が危ぶまれる状況となっていた。数年前より獅子舞保存会の会長からそんな状況を聞いていたという白井さん。今年4月から地域学校協働本部の活動推進員を務めるにあたり、真っ先に獅子舞の保存が頭に浮かんだという。保存会の意向を確認し、学校に提案したところ、クラブ活動で取り組むことに。「獅子舞存続を願う地域の願い。地域連携を強めたい学校の思い。私はそれぞれの思いを繋つないだだけ」と白井さんは控え目に話してくれた。4月から15人の子どもたちが保存会の人に舞や太鼓を学ぶクラブ活動が始まり、11月23日の学校開放では、地域の人にその成果をお披露目する予定だ。最近、保存会会長と話したら「子どもたちに教える仲間が増えたんだ」と嬉しそうに話していたという。
舞・太鼓・笛などさまざまな役割がいて初めて成り立つ獅子舞。「仲間と一緒に汗を流しながら、自分の役割を見つけてほしい」と期待を語り、「勉強の得意不得意も関係なく、誰もが同じスタートライン。平等にチャンスがあるのが良い」と獅子舞に取り組む意義を続けた。
今後について尋ねると、少し考えて「まずは子どもたちの意見を聴いてみたいかな。私たちがそれをバックアップしたい」と冷静に語る白井さん。親が〝自分たちの時代はこうだった〟と押し付けることには疑問を感じているそうで、「自らが興味のあることに挑戦し、多様な経験を積み重ねてくれれば」という言葉からは、子どもの主体性を尊重する教育姿勢がにじむ。今年4月に立ち上がった東那須野中学校本部。「慌てず少しずつ進めていきたい。次第に活動が大きくなればいいな」と展望を述べ、「大切なのは大人が笑顔で楽しそうにやること。つまらなそうにしてては、子どもはついてこないからね」と今後の抱負を教えてくれた。

―練習後、三本木獅子舞保存会の会長と獅子舞クラブのクラブ長に話を聞きました―

◇interview
三本木獅子舞保存会 会長
三本木 直人さん

最近は担い手が減り、地域の貴重な財産「獅子舞」が無くなることを危惧していました。クラブ活動を通して子どもたちにも知ってもらい、獅子舞の良さが広まればと思います。
子どもたちは生き生きと練習していて、上達がとても早く驚くばかり。教える側としても張り合いがあります。大人になったとき、思い出の一つになってくれたら嬉しいです。

◇interview
大原間小学校 獅子舞クラブ クラブ長
伊藤 心優(みひろ)さん

獅子舞のクラブが出来ると知り、伝統芸能に興味があったので、迷わず入りました。保存会の先生はとても優しく丁寧に教えてくれるので、毎回楽しく練習しています。先生は笛と動きがピッタリ合っていてとても凄くて、私の手本です。
11月の発表までにもっと上手に踊れるようになって、獅子舞を色々な人に知ってほしいと思います。

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