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【特集】言葉の壁を乗り越える 1

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栃木県那須塩原市

■外国籍の人にも伝わるように
外国籍の人の中には、「日本語」がまったくわからない人も。
外国籍の皆さんには、暮らしの情報などがどのように伝わっているのでしょうか。今回の特集では、このまちの外国籍の人にスポットを当てます。

○「必要」だから「増えている」外国籍の人
私たちを取り巻く環境は、世界的に進んでいる国際化や年々進んでいる少子高齢化などにより、刻々と変化しています。こうした背景から、日本の外国人人口は、近年、急速に増加してきました。
昨年8月、総務省が発表した「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」によると、令和2年1月1日時点の外国人人口は約287万人で過去最高を記録。また、1年間の増加数、増加率なども軒並み過去最高となっています。年齢構成にも目を向けると、20~39歳が54%を占めていて、日本で進む人口減少、少子高齢化による若年労働力の不足などの課題の解決にも大きく貢献していることがわかります。
では、本市の状況はどうでしょうか。令和2年1月1日時点の市内の外国人人口は2277人で、全国と同様に過去最高を記録しました。新型コロナウイルス感染症の影響で外国籍の人の出入国が難しかったこともあり、今年の1月1日時点の外国人人口は微減でしたが、国は近年、在留資格の中に「※特定技能」を新設し、即戦力となる一定の専門性・技能を持った人材を受け入れやすい環境を整備するなど、受け入れを推進する動きを進めています。従って、今後も外国籍の人は必要な人材として増えていくことが考えられます。
※介護や建設、農業、飲食料製造業など、人材不足が深刻な産業分野のための新しい在留資格。

[市内の日本人人口と外国人人口の推移]

[市内の国籍別外国人数 (令和3年1月1日時点)]

出典:市住民基本台帳

みるひぃ:
このまちにも、いろいろな国籍の人が住んでいるモ~。これから住み始める人のためにも、より住みやすいまちづくりが必要なんだね。ちなみに、「みるひぃ」はドイツ語で牛乳という意味の「Milch(ミルヒ)」から名付けられたんだモ~。実は、国際派なのだ★

○「重要」なのに「伝わりにくい」情報
外国籍の人が社会において重要な役割を担うようになった一方、日々の暮らしの中での課題も浮き彫りになってきました。
母国とは違う文化・言語に適応するのは、簡単なことではありません。特に、世界的にみて「極めて難しい言語」と分類されている日本語で発信される情報の中には、生活する上で必要な情報も含まれています。この「情報が伝わりにくい」という問題は、コロナ禍においても表面化しました。
昨年、全国各地で外国籍の人の感染拡大が話題になったのを覚えているでしょうか。県内でもクラスターが発生し、当時、県は「感染状況について、県からの情報提供が足りなかった」と分析しています。
皆さんの周りにも、困っている外国籍の人はいませんか。日本語を勉強中の同僚、学校の友だちやその家族、買い物をしている人の中には、塩と砂糖が見分けられず困っている人もいるかもしれません。皆さんの何気ない気遣いが、より住みやすいまちへの第一歩になります。
市内では、全小中学校にいるALTをはじめ、飲食店や工場などで外国籍の人が働いており、より身近な存在になってきました。人口減少社会ということは、一人一人の果たすべき役割がより大きくなっていると言えます。外国籍の人を含めたすべての人が、自分の能力を最大限に発揮できる環境を整えることが必要不可欠なのです。

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