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自治体の皆さまへ

【特集】言葉の壁を乗り越える 3

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栃木県那須塩原市

■外国籍の人にも正しい情報を
市国際交流協会ではボランティアの皆さんが日本語教室などの外国籍の人向けの交流事業に取り組んでいます。
ここでは、長年活動する理事の五十川節子さんに日々感じていることやこれからの目標を伺いました。

市国際交流協会 理事 五十川節子(いかがわせつこ)さん
夫の転勤に伴い、5年間米国で生活。平成28年、市国際交流協会に入会。現在は理事を務め、外国籍の人との懸け橋として活動中。

○困っている人を助けたい
「私も外国で苦労したので、同じ思いをしている人を助けたかったんですよね」。米国で生活していた当時を振り返りながら、市国際交流協会に入会した理由を話してくれた五十川さん。日本語教育サポーターとして、市内の小学校で外国籍の子どもたちの勉強の補助をしたり、日本語を勉強したい外国籍の人を対象とした日本語教室で日常会話を教えたり、さまざまなサポートをボランティアで行ってきました。
市国際交流協会では、日本語教室以外にも、日本人向けの「日本語指導者養成講座」や「やさしい日本語講座」、地域住民と外国籍の人の交流事業「ワールドフェスティバル」など、言語や文化の違う両者の相互理解を深める活動を行っています。しかし、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響でほぼすべての事業が中止に。五十川さんは、「特に日本語教室は、『学びたい』外国籍の人にとって、とても大事な事業です。『コミュニケーションをとれるようにしたい』『友だちを作りたい』といった思いで来てくれていた人のためにも、感染症対策を徹底した上での再開に向けて、準備しています」と話してくれました。

○情報が伝わる仕組みを
外国籍の皆さんの日本語の習熟度は、人によってさまざま。そのため、日本語で発信されている情報は伝わりにくく、重要な情報を伝えるためには「伝わる仕組み」が必要です。五十川さんは、「企業や学校、自治会など人によって関わりのあるところは違います。すでに一部の企業は取り組んでいますが、それぞれから情報提供のルートが作られれば、『伝えたい情報』がより伝わりやすくなるのでは」と考えます。
五十川さんが海外生活を送っていたときは、小中学生の子どもも一緒でした。生活を始めたばかりのころは英語があまり分からず、学校に通わせるための手順なども理解できていなかったそうです。そんなときに助けてくれたのが、近所に住んでいた一人の地域住民。「私が困っているのを見て、声を掛けてくれたんです。『○●日にこういうのがあるから行ってみたら』とか、『○●っていう通知がポストに届いているはずだから確認したほうがいい』とか。その人の助けはとてもありがたかったですし、今、日本で国際交流協会の会員として活動しているのも、この経験があったからかなと思っています」と、外国籍の人が暮らす上で地域のサポートがいかにありがたいか、身を持って体験したそうです。
皆さんの近所に住んでいる外国籍の人がいたら、まずはあいさつをするところから始めてみましょう。お互いを認識することで、何かあったときに役に立つことがあるかもしれません。私たちの住むこのまちをより住みやすくするためには、皆さんの協力が必要なのです。

◆市国際交流協会会員募集中!
Nasushiobara International Association
International members can join for free!

活動内容:
・日本語教室の開催
・国際交流イベントの開催
・協会だよりの発行
年会費:
・個人会員…3,000円
・法人会員…10,000円
※外国籍の人は0円。

申し込み・問い合わせ:市国際交流協会事務局(本庁舎秘書課内)
【電話】0287-62-7324
【メール】hisho@city.nasushiobara.lg.jp

外国人生活支援ポータルサイト〈Dailyli fesupport portal for foreign nationals〉
【URL】http://www.moj.go.jp/isa/support/portal/index.html

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