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鹿沼市認定 鹿沼の名匠 vol.21

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栃木県鹿沼市

「ものづくりのまち鹿沼」を熟練の技で牽引する“鹿沼の名匠”。
鹿沼の産業や文化の振興を担うその技と心意気を紹介します。

■表装
有限会社 髙久表装店
髙久 裕司(ゆうじ)さん(石橋町)

【プロフィル】
昭和46年、石橋町生まれ。
大学卒業後、一度は一般企業に就職し、25歳のときに実家を継ぐことを決意。
平成14年に1級表装(表具作業)技能士、19年には1級表装(壁装作業)技能士を取得。現在では、父・幸太郎さんとともに、数々の表具の修復を手掛ける。

江戸時代から6代続く老舗「髙久表装店」。今回認定を受けた髙久裕司さんと、その父・幸太郎さん、親子2代で経営しています。主な業務は、表具(掛け軸、屏風、額、巻物等)の製作・修復や、襖、障子の張替えなどで、特に表具の修復の依頼を受けることが多いそうです。中でも、修復作業は県内でも請け負う店が少なく、県内外から依頼があるといいます。
布や紙を貼り合わせて、掛け軸や屏風、襖などを製作する表装は、経典や仏画を保護するために中国から伝来した技術です。長い年月の経過によって傷んだ絵や書を丹念に修復し、再び命を吹き込む表具師には、確かな職人技が要求されます。
修復復作業は、布や紙の表装部分から作品を剥がすことから始まります。表具用のクリーナーを用いて染みやカビを取り除き、虫喰いなどで穴が開いた部分には、裏側から和紙を少し大きめに切ってあてはめ、また、和紙を幾重にも張り合わせて乾かします。1点でも、最短でも1カ月、長ければ半年もかかる緻密な作業です。
裕司さんが、父・幸太郎さんと同じ表具師の道を選んだのは25歳のとき。大学卒業後、一度は一般企業に就職しましたが、以前に増して忙しくなっていた店の様子を見て、実家の仕事を手伝うことを決意しました。「早く一通りの仕事ができるようになりたい」という思いで、幸太郎さんを参考に、見よう見まねで技術を習得していったといいます。親子で仕事をしていることで、時には対立することもあるそうですが、裕司さんは「父のことはとても尊敬しています」と話します。今回、幸太郎さんに続く形で認定を受けた裕司さん。磨き上げられた匠の技は、脈々と受け継がれています。

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