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自然歳時記

20/22

神奈川県厚木市

■キタテハ(タテハチョウ科)
前羽は22~34ミリほどの大きさ。夏型と秋型があり、秋型は赤褐色で鮮やかな色。ウインターコスモスの花の蜜を吸蜜(きゅうみつ)中。成虫で越冬するチョウの一種で、冬でも暖かな日には飛翔する/飯山の畑で見つけた。

写真・文/吉田文雄

ヒメアカタテハが、水平に羽を開き日光浴をしていた。一度通り過ぎたが、また見たいと思い同じ場所に戻ってみた。しばらく見ていると、グライダーのように飛翔(ひしょう)したキタテハが飛んできた。人の気配を感じるそぶりもなく、すぐ近くの花で蜜を吸い始めた。冬を越すためなのか、体と羽の間に生えたふさふさとした毛に包まれて温かそうだった。
暖かな太陽の光を背に受けると閉じていた羽が開き、いつまでもじっと蜜を吸っていた。太陽がキタテハの体で隠れる位置までそっと移動して写すと、チョウが黄金色に光った。
太陽の光で隠れている頭部は、花弁の中にきれいに映っていた。元気に冬を越し、春に会えるのが楽しみだ。

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