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自治体の皆さまへ

歴まちさんぽ~千年の歴史を未来へ~Vol.48

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福島県国見町

国見町は、千年以上育まれてきた国見の歴史・伝統・文化をこれから百年後に伝えていくため、これらを生かした「歴史まちづくり」を進めています。このコーナーでは町や地域が行っている取り組みについて、毎月お伝えしています。

■コロナ禍に想う、私たちが先人から受け継いだもの。
今月は企画調整課の大勝宏二(おおかつこうじ)が報告します。「おもしろく、ふくらむ風や鯉幟(こいのぼり)」子規
子どもの健やかな成長を願う恒例の「あつかし歴史館こいのぼり掲揚」が中止となりました。また、健康や五穀豊穣を願う春季祭礼約30件が中止または神事のみとなったため、賑わいのない寂しい春が終わりました。
さて、今回の「歴まちさんぽ」は町無形民俗文化財「内谷春日神社太々神楽(だいだいかぐら)」の保存会会長佐藤清二さんを取材し、コロナ禍での伝統文化継承について考えます。

Q.「太々神楽」は昭和33年に中断し、昭和57年に再開されて以来、昨年から2年連続の中止となりましたが、保存会の皆さまはどのような状況でしょうか?
今年は4年ごとの「神輿渡御(みこしとぎょ)」と毎年行われる「神楽奉納」が中止となりました。今年は盛大に実施したいと思い、1月から「神輿」の準備など早めに取り組んでいましたが、残念ながら3月に中止を決定しました。保存会のメンバーは非常に落胆しています。

Q.「太々神楽」は毎年演じることで継承されてきたものですが、演じる機会が少ない状況で、継承に何らかの影響があるでしょうか?
今演じている若い方のモチベーションが下がることが心配です。また「神楽」から心が離れてしまうのではないかと憂慮しています。継承者を育成するにあたっては「神楽」を見て、感じることが非常に重要です。演じる機会がなくなるのは、次世代の継承者を確保する上で大きなマイナスです。

Q.今後、「太々神楽」を再開する場合どのようなことが大切でしょうか?
半年ぐらい演じていないので、子どもたちは神楽を舞うことが不安になっているかと思います。また、保護者の皆さまもコロナ禍での練習や団体行動に不安があるでしょう。
できる限り神楽を演じる機会を提供し、感染予防対策を徹底しながら再開したいと考えています。

感染予防により様々な制限を受ける現在の生活で、先人から受け継がれてきた祭事や伝承が体験・実施できず、さまざまな事で苦悩する関係者の一端を伺うことができました。
コロナ禍の伝統文化継承において、今私たちは何をすべきか、どのようにすれば先人たちの想いを繋げるのか、もう一度思いをめぐらし今回のレポートを閉じます。

問合せ:
企画調整課地域振興係【電話】585-2967
あつかし歴史館【電話】585-4520

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