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【特集】デマに踊らされるな ~正しい目をやしなう~

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福島県楢葉町

【デマ】デマゴギーの略
1.政治的な目的を持って意図的に流す嘘
2.事実に反する噂。流言飛語

世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症や、大規模な災害が発生した時に出回る、「デマ」や「ガセ」。記憶に新しいところでは、トイレットペーパーの買い占めが社会的な問題となりました。
このようなことは度々起こっており、その物が必要なときに、必要な人へ行き渡らないなど、問題は深刻です。

■「デマ」と「ガセ」
デマやガセという言葉は、似ているようで根本的な部分が違う言葉です。
“デマ”は、ドイツ語の「デマゴギー」の略になります。本来は、「政治的な意図を持って流す情報」ですが、現在は「特に政治的な意図が無くても、根拠の無い噂など」をひろく指す言葉として用いられています。
一方、“ガセ”は「お騒がせ」の“がせ”からの派生した言葉と言われており、「偽物、まやかし物の俗称」というように、単に誤った情報や噂話となります。
今までのことをまとめると、次のようになります。

○デマとは…
(1)発信者が嘘だとわかっている
(2)悪意がある

○ガセとは…
(1)発信者が嘘だとわかっていない
(2)悪意がない

■「オイルショック」
日々の生活でそこら中にあるデマやガセですが、デマが今回以上に日本中を混乱させたことがありました。皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。「オイルショック」です。
1973年(昭和48年)、今回と同じく“トイレットペーパー”などが、日本中で不足しました。原油産出国が原油の価格を大幅に引き上げたことによって、日本国内にも石油が輸入できなくなるという可能性が生まれました。石油だけでなく、“紙”がなくなってしまうという“デマ”が流れ、トイレットペーパーの買い占めが起こりました。その時の教訓により、第2次オイルショック(1978年)では、第1次のような国内での混乱は起こりませんでした。

■「フェイクニュース」
新型コロナ感染症関係の報道では、どのような対策が予防に有効である。とか、このような場所へは行かない方が良い。というように様々な報道が連日繰り返されています。
実際、その内容すべてが正しいとも思えませんし、どれを信じるか、何を信じないかは、個々人の判断に委ねられる部分が大きいのが情報に溢れた現代社会になります。
虚偽で作られたニュースであっても、あたかも真実であるかのように広まってしまい、大きな影響を世間に与えてしまうものを「フェイクニュース」と言いますが、今回のトイレットペーパー買い占めは、生活協同組合の職員等によるSNS(フェイスブック等の総称)での発信に端を発した混乱でした。

■「明日は我が身」
このように、一人の発言が発端となって、社会全体を混乱させ、スマートフォン一つだけで世界を動かせてしまうのが現在の情報社会となった世界です。
簡単に世界中の人たちとつながって、言葉や情報のやり取りができる。このような環境での一人ひとりの発言は「デマ」や「ガセ」にならないように。また、それを読んだ人が正確に情報を取捨選択できるだけの正しい知識や情報を持たなければなりません。
前出の職員等のような状況に誰しもがなる可能性があり、他人事ではありません。明日は我が身になりかねないのです。

■「正しい目を養う」
日頃から、正しい情報を見聞きすることは、情報社会だからこそ必要なスキルになります。嘘の情報に踊らされ、的外れな行動をとってしまい、その行動が社会全体に広がったときの影響は計り知れません。それは、ウイルスの伝播より、情報が伝播する方が早い時代だからです。だからこそ、日頃から、正確で正しい情報をきちんと判断できる目を養うことが必要となってきます。
一人ひとりが情報の発信・受信に気を配ることでよりよい生活が成り立っていくのです。

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