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苗字研究家 高信幸男氏インタビュー(2)

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茨城県大子町

Q.大子町の苗字の特徴は?
A.大子町発祥の苗字があります。それは大子町で何らかの理由で生まれた苗字なんです。でもその苗字は大子町の数百の苗字のうち数個しかないのです。それ以外の苗字は他から来た苗字の可能性があります。
そして、大子町は広いので各地区で苗字の特徴があります。
例えば大子町で最も多い「益子さん」のルーツは栃木県の益子町であると考えられます。「菊池さん」は九州熊本県の菊池市がルーツと考えられます。来るときは1人では来てないので、ほかの苗字の人と一緒に来たと考えられ、栃木だと大金さんや神賀さん。「神」が付く苗字は栃木県に多いです。九州熊本県だと肥後さんもそちらから来ていると考えられます。
上小川や生瀬地区には石井さんが多く見られ、石井さんは千葉県に多く、そちらがルーツです。
椎名さんも千葉県だから、生瀬や水府などの山間部には千葉県から来た人が多いと考えられます。
また依上、佐原地区は新潟県の苗字と一致することが多く、昔新潟県と交流があったと考えられます。
下野宮地区は福島県との交流が深いです。下重さんは福島県から来ています。
生瀬(大生瀬)は齋藤さんが多く、藤原氏の関係が深いと思われます。
また、大子町発祥の苗字には、旅沢、高信、木志根、二野屏、荒蒔などがあります。

Q.自分の苗字を自由に選べるとしたら?好きな苗字は?
A.「高信」も気に入っている苗字です。いろいろ見ていて、小鳥遊(たかなし)も小鳥が遊ぶと書き、きれいな苗字だなと思います。
いっぱいありすぎて、すてきだなと思う苗字はたくさんあります。
好きな苗字は、画数が少なくてもきれいなバランスの整った苗字がすてきだなと思います。

Q.今後やりたいことは?
A.全国の電話帳もまだ半分しか見ていない状態で、行ったことのない県も全国で5県あるので、これから行ってみたいです。
退職して4年経ちますが、退職後の夢は今まで蓄積した〝苗字の楽しい話を全国の皆さんに広めたい。〟ということです。講演活動がしたいのですが、コロナでできない状況なので、コロナが終息したらまた全国を歩きたいと思っています。
全国歩いて地域特有の苗字の歴史、楽しさ、日本の苗字の大切さを知って欲しいと思っています。
文書で伝えるのと、生の声で伝えるのでは違うと思うので、動ける間は全国各地へ講演に行きたいです。

Q.広報誌読者(大子町民)へメッセージ
A.大子町には18歳まで住んでいました。その後大子町を離れて10数回転居し、北海道、埼玉、山梨、神奈川、東京、千葉と住みました。でも何年経っても自分のふるさとはいいなと思います。大子に住んでいるときは他の地域がいいなと思うのですが、離れて初めて、自分のふるさとの良さが分かります。今、水戸に住んでいても、大子の実家で田んぼは作っています。
大子へ帰ると癒やしというか、なんだか落ち着きます。大子町にはいろいろないいところがありますが、伝わっていない部分が多くあるので、これから若い人が発見し、発信していく必要があると思います。
大子町には日本一の魅力のある町になってほしいと思っています。
昭和の時代には広さでは日本一になったことがあるので、また何かで日本一になってもらいたいです。
全国の若い方に町の魅力を知ってもらうことが大切だと思います。
「大子町に一度は行ってみたい。」という町になってほしいと思います。
私も大子町の出身として誇りを持っていきたいです。

高信さんは、とても親しみやすく、とてもすてきな方でした。高信さんのお話は、とても楽しく、あっという間に時間が過ぎました。
ありがとうございました。

●高信幸男氏
1956年茨城県大子町生まれ
現在:茨城県水戸市在住(司法書士・苗字研究家)
日本家系図学会会員・茨城民俗学会会員・日本作家クラブ会員

経歴:水戸・札幌・さいたま・甲府・東京・横浜の各法務局に勤務し、東京法務局人権第一課長・首席登記官・民事行政部次長等を歴任し平成29年3月退官
高校生の時から趣味で苗字研究を始め、今年で49年を迎える。
その間、全国を旅しながら苗字を収集し、それらの苗字の由来やエピソードを本に書いたり、講演会等で発表している。
また、多くのテレビ局やラジオ局の番組にも出演している。

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