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自治体の皆さまへ

犯罪のない明るい社会の実現を目指して 保護司×市長座談会(4)

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山形県 山形市

〈市長〉
保護司の皆さんからは、更生保護活動とともに青少年の非行防止に向けた活動にもご参加いただいています。山形市青少年指導センターでは、子どもたちの健やかな成長を見守る指導委員としてもお力添えをいただいていますね。
〈菅〉
市の教育委員会から委嘱を受け青少年指導センターの指導委員として街頭指導活動に積極的に携わっています。夏休みなど長期休業期間中や地域のイベント等で街頭指導を行う地区指導員としての活動と、平日の毎日、登下校の時間帯を中心に、山形駅・七日町周辺、人が集まりやすい場所、さらに不審者が発生している区域などを巡回する中央指導員としての街頭指導を担っており、私たちも輪番でこの活動に参加し、より多くの目で子どもの様子を見守っています。
〈市長〉
大人の役割としてどうしても欠かすことができないのが、青少年の健全な育成と非行防止の対策であると考えています。市では、教育振興基本計画のもと、家庭・学校・地域が連携し子どもたちが抱える課題や夢の実現に向けてその成長を支え、健全な人づくりを目指しており、関係機関の方々とさまざまな情報共有を行っているところです。
保護司の皆さんは、「子ども安全見守り隊」の活動もされていますよね。
〈菅〉
全保護司が毎月10日に巡回指導を行っています。これは山形地区独自の取り組みで全国的にも注目されています。以前は保護司と学校の連携は十分ではなかったのですが、不審者対策も兼ねて、地域の皆さんからの協力を得て学区内のパトロールを中心に活動しています。
また、学校担当保護司が、定期的に懇談会を開き、子どもたちを取り巻く環境などの情報共有を図り、連携を密にするよう心掛けています。
〈市長〉
この活動の意義は大変大きいものがあります。私も子どもがおりますが、見守り活動をしていただいていることは、やはり安心につながります。
〈菅〉
今後は、警察署や交番とも連携しながら、中学生に対する薬物防止の教室なども開催していきたいと考えています。
〈市長〉
薬物の恐ろしさを早くから知ることは大切なことですね。子どもたちの未来とその笑顔を保って、強く生き抜く力と勇気を共に育てていきたいと思います。
皆さんのお話を伺って、保護司の役割の重要性を再認識したところです。活動するに当たって今後の課題などはありますか。
〈三森〉
保護司の担い手不足が顕著で、まずは将来に向けた安定的確保と体制の強化が喫緊の課題です。保護司の定員は国の基準で決められており、山形地区の定員は115人ですが、高齢化と定年制により退任者が増え、山形地区の充足率は94.8%(令和2年3月現在)となっています。
そこで、適任者の発掘を目指し、各地区長や教育関係者を迎え保護司候補者検討協議会をブロックごとに開催しています。地域との連携の必要性や保護司の活動を理解してもらうなど一定の効果が生まれてきています。市職員や社会福祉協議会の方などから保護司になっていただければありがたいと思っています。
また、ICT化も重要な課題です。高齢の保護司が多いために、若者が普通に使えるスマホやパソコンをうまく扱えない方が多いことから、まずは、自己改革を促し通信技術を活用したコミュニケーションを取り入れていきたいです。
〈市長〉
さまざまな活動をされているわけですが、こうした活動を行う上で、保護司の皆さんの拠点となるのはやはりサポートセンターですよね。
〈三森〉
そうですね。平成24年7月に開所した「サポートセンター山形」が私たちの拠点で、長苗代にある山形市スポーツ会館の一室を借りています。運営に中心的に関わる14人の企画調整保護司が当番制を敷き、午前9時半から午後4時まで常駐し、処遇活動や情報発信、相談活動などを行っています。
保護司の英知を結集した活動を展開するとともに、広く開かれた場所であり続けたいと思っています。
〈市長〉
今日は、保護司の皆さんの具体的な活動をお聞きし、市民の皆さんの生活に密接に関わる活動をされていることが分かりました。それでは、最後に会長から一言お願いします。
〈三森〉
人は人の中で人となることを確信し、「三方良し」を目指しています。一つは、再犯防止に協力する民間の方々が活動しやすいよう、より一層支援していく「支えて良し」、二つ目は罪を償って立ち直ろうとする人が犯罪に手を染めることのないように一層支援する「受けて良し」、三つ目は多職種・多分野による地域の支援ネットワークの構築により、地域の皆さんが安全・安心して暮らすことができる社会の実現に努める「地域良し」です。この3つを目標にして活動していきたいです。
〈市長〉
素晴らしい考え方です。犯罪や非行のない社会づくりのため、一緒に取り組んでまいりましょう。皆さん、本日は大切なお話を聞かせていただきありがとうございました。
〈一同〉ありがとうございました。

問合せ:社会教育青少年課
【電話】内線618

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