◆〔3〕本市沖合等を含む洋上風力発電計画の現状
これまで、エネルギー政策において再生可能エネルギーの導入が大きく期待されていることを掲載してきました。その再生可能エネルギーの中で最も有力視されている洋上風力発電について、本市沖合等での発電計画の概要についてお知らせします。
環境影響評価(環境アセスメント)※1の配慮書の手続きを行った3事業体があり、それぞれの計画区域を示したものが右図となります。この区域については、各事業体において風況等を基に計画されたもので、今後必ず区域内に風力発電施設が建設されるわけではありません。
仮に発電施設を建設する場合は、法律※2に定められた手続きを経て、現状の海域の利用状況等を基に協議がなされ、最終的には国によって促進区域(建設区域)が決められます。
なお、本市では、利害関係者等で組織する協議会を立ち上げ先進地を視察する等し、風力発電施設に関する調査研究を進めています。
※1 環境影響評価(環境アセスメント)とは、事業者がその事業が環境に与える影響を予測・評価し、その内容について、住民の意見を聞く等して、事業実施による環境への影響をできるだけ少なくするための一連の手続きのことをいいます。
※2 詳しくは次回説明します。
各事業体の計画概要((1)事業名 (2)発電所総出力 (3)風車(発電機)の基数)
○三井不動産(株)、イベルドローラ・リニューアブルズ・ジャパン(株)
(1)薩摩洋上風力発電事業
(2)最大600,000kW
(3)最大75基
○日本風力エネルギー(株)、南国殖産(株)
(1)鹿児島県における 洋上風力発電事業計画
(2)最大1,500,000kW
(3)最大150基
○吹上浜沖洋上風力発電合同会社((株)インフラックス)
(1)吹上浜沖洋上風力発電事業
(2)最大969,000kW
(3)最大102基
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