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歴史にふれる

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茨城県かすみがうら市

■歩崎にあった湖水浴場
多くの方が訪れる憩いの場「歩崎公園」。この付近には、かつて湖水浴場が存在していたことをご存じですか。地元の方はもちろん、関東近郊からたくさんの方が訪れていました。今回は、歩崎の湖水浴場について紹介します。
堤防が築かれる以前の歩崎は、遠浅で非常に湖水浴に適した地形でした。
さらに、昭和8年に県指定名勝の第1号となるほど景観も良かったため、歩崎には多くの観光客・水泳客が訪れていました。
水泳場には、水中ブランコやすべり台、飛び込み台も設置され、子どもたちに人気のスポットでした。
また、東京からモデルを招いての撮影会も開催されるなど、かなりのにぎわいを見せていました。昭和34年に水郷筑波国定公園として指定されたことも一助となったのか、昭和30年代には多くの人が来場し盛り上がっていたようで、出島村としてもバンガローを作ったり、休憩所や砂場を作ったりと観光客誘致に力を入れていたことが伺えます。
しかし、昭和30~40年代は、生活様式の変化による生活排水の悪化、護岸工事、洪水防止の水門の建設と、霞ヶ浦の環境が大きく変わっていく時期でもあり、その変化に伴い、急激に水質が悪化していきました。
昭和40年代後半の広報誌には、湖の水が汚れてしまい泳げないという記載もあります。霞ヶ浦は日本有数の湖水浴スポットでしたが、ほかの村々の湖水浴場も相次いで閉鎖されていきました。そして最後まで営業を続けた歩崎の湖水浴場も、ついに昭和49年に閉鎖になりました。昭和42年に作られた歩崎休憩所の建物は現在でも残されており、当時の様子を物語る貴重な建物となっています。

問合せ:歴史博物館
【電話】029-896-0017

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