市内に生息する動植物を紹介します
■「オツネントンボ」
オツネントンボはトンボ目アオイトトンボ科に属する昆虫です。体長はオスもメスも35mmから41mmで、淡褐色の地色に赤銅色のまだら模様で、成長とともに複眼が青く変化します。
オツネントンボは夏ごろに幼虫であるヤゴから羽化して成虫となりますが、ほかのトンボと違い、成虫のまま木の皮の下や建物の隙間などで冬を越し、翌年に繁殖を行います。このことから「越年(おつねん)トンボ」と呼ばれます。ヨシやガマの生えた池や沼などの水辺に生息し、市内では鶴ケ城のお濠ほりのほか、東山地区や大戸地区などでも見ることができます。
ほかのイトトンボの仲間と同様に止まるときには翅(はね)を閉じます
問い合わせ:環境生活課
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