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あわら市観光白書

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福井県あわら市

■令和2年実績
令和2年1月から12月までの1年間にあわら市を訪れた観光客は、(対前年比58万人、34・2%の減)となりました。このうち宿泊客は、46万人(同29万人、39%の減)、日帰り客は65万人(同28万人、30・2%の減)と、大幅な減少となりました。

■令和元年との比較
▽コロナ禍の影響を受け大幅に減少
あわら温泉の宿泊客は45万6200人で、前年より40・9%の減少となりました。政府による緊急事態宣言が発令された4月、5月には宿泊施設が休館し、宿泊客数が9割減という事態となりましたが、7月からの県民向けの宿泊キャンペーンにより県民の利用が大きく伸びました。7月末からは観光庁の「GoToトラベル」事業が始まり、10月には東京都発着分も追加されたこともあり、11月の減少幅は一桁台まで持ち直したものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴い、12月中旬から事業が一時停止となったため、再び宿泊客数が落ち込みました。一方で、コロナ禍において、県内の学校が行き先を県外から県内に変更したことなどにより、教育旅行による宿泊客数は過去最高となりました。

▽地点により一桁台の減少に留まる
各観光地においては、全国的な外出自粛や、緊急事態宣言の発令に伴う施設の休館や時短営業、「3密」を避けるための入場者数の制限などにより、入込客数が大幅に減少しました。金津創作の森は前年より65・5%の減少となり、最も減少幅が大きくなりました。例年多くの集客がある大型のイベントや、休館に伴い企画展が中止となったことが響いたと考えられます。
一方で、きららの丘は前年より2・1%の減少、ゴルフ場は前年より6・8%の減少となり、一桁台の減少に留まりました。これは、コロナ禍以前から県民や北陸地方の利用者が多いことから、コロナ禍の影響が小さかったと推測されます。

▽インバウンド需要の蒸発
あわら市の外国人宿泊者数は2692人と、前年より82・8%の減少となりました。国・地域別内訳では、台湾からが最も多く、次いで香港となりました。
政府による日本への入国制限や、多くの国・地域で取られた海外渡航制限などの措置により3月には小松空港発着の全ての国際線が運休となり、4月からは観光目的での日本への入国は不可能となったことから、外国人宿泊客を受け入れたのは実質1月、2月のみでした。

▽総合的評価
令和2年の観光産業は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、大きなマイナス影響を受けました。緊急事態宣言などに伴う観光施設および宿泊施設の休館や旅行控え、利用控えに伴う公共交通機関の運行数の減少、集客が見込める主要イベントの中止など、人の移動や誘客などにおいてさまざまな制約を受けたこれまでに経験したことのない一年となりました。
コロナ禍により従来のような誘客活動は実施できませんでしたが、観光庁の誘客多角化実証事業(※1)として、あわら市感幸創造マイスター育成事業(※2)や新しい生活様式に沿った旅行商品開発事業などを行い、人材育成や観光素材の発掘・磨き上げ、(ウィズコロナにおける)受け入れ体制づくりなどに取り組み、着地型観光の整備を推進しました。
また、市内で活動する地域の観光ガイド団体が連携して「あわら市観光ガイド協会」を7月に立ち上げ、コロナ対策をふまえた体験型のモニターツアーを実施するなど、ガイドスキルの研鑽や市内周遊による滞在時間の延長に繋がる取り組みを実施しました。
※1 観光庁補助事業。正式名称は『「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業』。
※2 地域の魅力を磨き上げ、誘客やビジネス創出などに取り組む、地域の中心的な人材を育成する事業。

■今後の対応
▽コロナ禍によって起きた旅行ニーズの変化
テレワークやワーケーション(※3)需要の高まりなど、コロナ禍によって起きた旅行ニーズの変化に対応した取り組みが重要となるなかで、特に教育旅行については、大人数の宿泊が可能でありながら混雑を回避できる地域であることや、生徒が実際に体験を通して自然環境などについて学べる当市ならではの学習プログラムをアピール材料に、積極的に誘致を行います。なお、コロナ感染が拡大している状況下での全国からの誘客は難しいことから、まずは県内から始め、北陸地方や関西・中京地方、首都圏を含む全国へと状況を見極めながら誘客プロモーションを展開していきます。
本年は、平成31年4月に策定した「あわら市観光振興戦略」の実施期間の3年目となり、折り返しの年を迎えます。観光協会や観光団体のみならず、「感幸創造マイスター」(※4)などの市民や民間事業者などと連携し、「和心あふれる国際的な感幸地」づくりに向け、スピード感を持って戦略に盛り込んだ取り組みを推進するとともに、コロナ禍や北陸新幹線芦原温泉駅開業延期を踏まえ、事業内容やロードマップの修正を行います。
※3 work(仕事)とvacation(休暇)を組み合わせた造語。テレワークなどを活用し、温泉地など普段の職場とは異なる場所で余暇を楽しみつつ仕事を行うこと。
※4 あわら市感幸創造マイスター育成事業で育成した人材のこと。

問合せ:観光振興課
【電話】73-8029

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