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関戸で夜更かし ~若者の移住事情~

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東京都多摩市

若い世代が「多摩市に住んでみたい、訪れてみたい」と思えるような魅力を創出・発信するミッションに取り組む「多摩市若者会議(以下、若者会議)」。その活動に参加したことをきっかけに、多摩市の魅力に気付き、暮らしの拠点に選ぶ若者たちがいます。多摩市に移住した20代の3人が、地域をフィールドとした活動の魅力について語ってくれました。

・西山さん(なっちゃん)
趣味:散歩
出身:福岡県
市内在住歴:6カ月

・満井さん
趣味:まち歩き・珈琲焙煎
出身:千葉県
市内在住歴:2年

・加藤さん
趣味:写真撮影(一眼レフ)・日本酒の酒蔵巡り
出身:福岡県
市内在住歴:2カ月

◆私が若者会議に参加したきっかけ
加藤:元々つながりのあった若者会議の方に突然誘われて、正直よく分からず参加したことがきっかけです。
西山:大学外の活動を探していた時に、Face bookのフォロワーの投稿で知りました。
満井:大学時代に広報紙の研究としてたま広報を見て、市の「若者のまちづくり」に興味を持ちました。

◆若者会議ではどんな活動をやってきたか―価値のある経験ができる場―
加藤:最初の1年間程はひたすらワークショップの参加や開催をしていましたね。その後は出てきていたアイデアを具体化するフェーズに入り、中でも若者のまちづくり拠点「MichiCafe」を整備したことが一番印象深いです。「MichiCafe」はクラウドファンディングを活用して、居心地のよい場所になるよう自分たちで内装を整えました。完成後はその拠点を使って、趣味である日本酒のイベントを開催しました。
西山:あのイベント楽しかったです!私も加藤さんの影響で日本酒が好きになりました。
満井:若者会議は地域の魅力を創出・発信する活動を行っていますが、そういった趣味レベルでも気軽に挑戦できるのが良いですよね。同世代だけでなく、これまで出会ったことがない業界の社会人の方とも話す機会があり、自分の将来を考えるきっかけにもなりました。
西山:私も若者会議を通じて知り合った地域の人など色々な人との関わりから、サードプレイス(家庭・職場と離れた心地良い第3の居場所)的なコミュニティができて嬉しかったです。活動としては、コロナ禍でオンライン会議になった令和2年から、大学のオンラインゼミ合宿や他の団体で経験したことを生かして、ワークショップのファシリテーターも務めています。
満井:なっちゃんのオンラインでの対話やデジタルスキルは抜群ですよね! 私もファシリテーションスキルを上げたくて若者会議に参加していた部分があります。

◆多摩市に引っ越そうと思った理由―見えてきた多摩市の魅力―
加藤:以前は荒川区に住んでいましたが、本気で多摩市の地方創生につながる活動を考えていきたいと思って、引っ越しを決めました。大好きな小山商店があることも引っ越しの決め手ですね。
西山:若者会議がきっかけで、多摩市で活動する機会が増えて、地域の人と関わっていくうちに、いつのまにか住みたいまちになっていました。ちょっと坂を登れば、色々なまちの景色が見えるのも好きなところです。

◆多摩市に拠点を移した3人が、これからやってみたいこと
加藤:私は金銭面などのことも含めて、若者会議の活動を持続させるために必要なことを考えながらも、「日本酒で多摩市と世界をつなぐ」をコンセプトにもっと色々な取り組みをしていきたいです。
西山:壮大なコンセプトですね(笑)
加藤:ちょっと恥ずかしさもありますが、実際にお客さんから「初めて飲んだけど美味しかった!」と言ってもらえたとき、日本酒で多摩市と世界がつながった気がしました(笑)
満井:私は「MichiCafe」の一日店長でコーヒーをテーマにしたイベントをやってみたいです。「MichiCafe」では、若者会議のメンバーであれば誰でも一日店長ができるんです。私はまだ一度も店長を経験したことがないので、私も「コーヒーで多摩市と世界をつなぎたい」です(笑)
加藤:素晴らしいですね!なっちゃんは?
西山:自分の価値観の話になるのですが、私は、「生活」と「暮らし」は違うものだと思っていて。これまで住んでいた地域では、寝に帰るだけの「生活」でしたが、「暮らし」は、「生活」+「まちへの想い」や「人とのつながり」だと思っています。若者会議での活動を続けながら、これからは多摩市での「暮らし」を探求していきたいです。

■ぜひ若者会議に遊びに来てください!
合同会社MichiLabが運営する多摩市若者会議は、学生から社会人まで、若者のまちづくりに興味のある方はどなたでも自由に参加できます!
◇ワークショップ
日時:12月16日(金)午後7時~9時
場所:パルテノン多摩
内容:市を盛り上げるアイデアの策定、進め方の検討などの意見交換
備考:詳細は、【URL】https://tamayouth.jp/workshop2022-02/参照

◇フィールドワーク
日時:11月23日(祝)午後1時~5時
場所:愛宕・山王下地区
内容:地域の理解を深め、隠れた資源を探すまち歩き
備考:詳細は、【URL】https://tamayouth.jp/fieldwork2022-01/参照

◇MichiCafe(若者のまちづくり拠点)
営業日時:MichiCafe【URL】https://michicafe.jpに掲載の各SNS参照
住所:関戸6-6-16ニュースカイ桜ヶ丘地下1階

問い合わせ:企画課
【電話】338-6813

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