Hilary Stanovic(ヒラリー・スタノビック)さん
(アメリカ合衆国カリフォルニア州出身)
田村市に来て3年目
■クリスマスの装飾とダブウッド・コート
クリスマスは世界中で祝われていますが、国によって祝い方は多種多様です。アメリカでの祝い方の一つは、自分の家の中や庭にクリスマスのイルミネーションを灯すことで、11月末から12月初めに始まります。いろいろな地域のたくさんの家々ですばらしいイルミネーション飾りを見ると、クリスマスの時季が来たと感じます。私は夜に近隣を歩いて回り、すてきな家々を見るのが大好きでした。そして、そんな私の父もクリスマスに自分の家に装飾するのが大好きで、毎年、たくさんの飾りつけをするため、私たちも手伝いをしていました。私の一番のお気に入りの飾りは、クリスマスの名前の由来になっているイエス・キリストの誕生を人形などで表現する場面でした。
私が住んでいたのはカリフォルニア州のシトラス・ハイツという町で、隣町はオレンジベールです。オレンジベールにはダブウッド・コートという小さな地域があります。そこは、その地域で最も大規模ですばらしいクリスマスのイルミネーションをする地域の一つとしてとても有名です。ダブウッド・コートのすべての家が、約40年間、クリスマスの時季に手の込んだクリスマスの装飾をするので、人々はそれを「光のパレード」と呼んでいます。何千人もの人がそこに来て、車窓からや歩いて眺めその光の世界に感動します。
美しい電飾と同じようにサンタクロース、誕生場面、人気マンガの登場人物などのすばらしい飾りをします。ある家はプロジェクターとスクリーンを設置してクリスマスの映画やミュージック・ビデオを流したりします。ある年は、マライア・キャリーや有名なR and Bの歌手のクリスマス音楽を使いました。そして、それをマライア・キャリーがSNSに載せたこともありました。
私がダブウッド・コートに行くときは、イルミネーションをとても楽しむとともに、大変な時間と労力をかけていることに感心します。それでも彼らは毎年、装飾をとても楽しんでいて、初めて見に来た子どもたちが、それを見て興奮している姿を見るのが大好きだと言います。もう一つ素晴らしいことは、この驚くべき光景を無料で見られることです。寄付の箱は設置されていますが、そのお金は“Food for Families”という地元の慈善基金に寄付され、クリスマスの時季に貧困家庭に食事を提供する援助になります。
時間があればインターネットでダブウッド・コートのクリスマスイルミネーションを見てみてください。そして皆さんも自分の家で挑戦してみてください。
メリークリスマス!そして明けましておめでとうございます。
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