■Challenger 2022年を振り返るー
2022年も残りあと1カ月を切りました。皆さんにとって今年はどんな1年になりましたか。本連載は、2021年12月から始まり丸一年となりました。登場したChallengerは総勢46人。それぞれが“挑戦”する姿は、とても輝いていて、取材に伺う度に「自分は何かに挑戦できているだろうか」と自身を振り返るきっかけになったように思います。お話を聞かせてくださったアスリートの皆さん、本当にありがとうございました。
今回、1年の振り返りのタイミングでお話を伺ったのは、今年の2月に登場してくれた大河原秀速さん。大河原さんが所属するいわきFC U-18は「高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2022福島」でF2リーグ優勝・F1リーグ昇格を決め、大河原さんはリーグ得点王となり、目標を一つ達成しました。入団2年目の大河原さんにとって2022年はどんな1年だったのか、そして2023年はどんな1年にしたいのか、お話を伺いました。
◆いわきFC U-18所属 大河原秀速 Shuto Okawara(MF)
▽Profile
生まれ:2005年8月16日、滝根町
サイズ・ポジション:173センチ、65キロ、MF
サッカー歴:小学1年から中学3年までビアンコーネ福島、高校1年からいわきFC U-18。
学校:滝根中学校→いわき光洋高校2年
○プロで活躍するためにー
チームとしては、目標であった福島県リーグでF2リーグ優勝・F1リーグに昇格できて本当に良かったですし、チームワークが高まってきたと感じています。個人としてもリーグの得点王を目標としていたので、しっかり達成できて良かったです。しかし、結果として得点王になることができましたが、大事な場面で点を決められないシーンがたくさんありました。実際に、東北クラブユース(U18)サッカー選手権大会では、自分が点を決められずに全国大会出場を逃して悔しい思いもしました。また、同世代の選手の活躍を見ていると、見えない大きな差を感じ、自分に足りないところがたくさん見つかり、今のままではいられない、一つ一つの練習をもっと意識して頑張らないといけないと感じるシーズンとなりました。
来シーズン、チームとしての目標は福島県リーグで再び優勝・昇格すること。さらには、東北クラブユース大会で優勝し、全国大会に出場すること。個人としてもF1リーグの得点王になるなど爪痕を残したいです。
一年前は「プロサッカー選手になる」という夢で終わっていましたが、今は「プロサッカー選手になって活躍すること」が目標になりました。達成するために、ピッチ上ではもちろんですが、オフザピッチでも「自分が何になるのか」ということをしっかりと意識して、そのために何をすべきか考えて行動し、チームを引っ張っていける選手になっていきたいと思っています。
○新井健太監督
一年の間に、チーム・個人としても浮き沈みがありますが、彼なりに考え、乗り越えた一年だったのではないかと思います。来年に向けては、「行動」でチームを引っ張っていける選手になってほしい。ポジションも前の選手なので、背中で語れる選手になることを期待しています。
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