新型コロナウイルス感染症との戦いは、既に3年が経過しようとしています。感染拡大初期は、どんな性質を持った感染症でどう対応すれば良いか分からず、手探り状態でした。その後、世界中の研究機関などの協力でだんだんとその対処方法が判明し、mRNAワクチンの迅速な開発もあり、昨年4月から市民を対象としたワクチン接種が始まりました。接種開始当初、鳥栖市では、医療関係の皆さまのご協力や市民の皆さまのご理解もあり、全国でもトップクラスのスピードと接種率で一定の成果を収めることができました。今年に入り、変異種のひとつであるオミクロン株の流行に移行し、感染力は高いものの症状が軽いこともあってワクチン接種率が伸び悩み、7月から8月にかけて第7波を迎えることになりました。鳥栖市でも陽性者の発生が200人を超える日が続き、肝を冷やしたものです。
このような状況下、鳥栖山笠、まつり鳥栖、とす長崎街道まつりなど、関係者の熱意と努力で開催を決定し、鳥栖市としても祭りに参加される皆さまの抗原検査キットなど感染防止対策に必要な経費を支援して無事開催でき、大変うれしく思います。
先日、紙商品券のとっとちゃん商品券(3・75億円)、電子商品券のとっとちゃんPAYアプリ(2・5億円)の第2弾のキャンペーンを実施したところ早速完売となり、皆さまのご協力に心から感謝申し上げます。そこで、とっとちゃんPAYアプリ(2億円)の追加販売を行うことにいたしました。
コロナ禍で、特に飲食や観光関係の業種に大きな影響が及んでいます。いずれの商品券も使用期限が令和5年1月末までとなっていますので、使い忘れのないように市内経済の活性化にご協力をお願いいたします。
また、オミクロン株に対応する2価ワクチンの接種が9月から始まっておりますので、接種のご検討もお願いいたします。
鳥栖市長執筆
<この記事についてアンケートにご協力ください。>