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まちの文化財200

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兵庫県養父市

■やぶ市民交流広場の屋根瓦

八鹿地区の八木川に隣接した場所にやぶ市民交流広場(YBファブ)が建設されています。八鹿駅の方向を正面とする大きな建物です。
屋根瓦は、島根県で生産された石州(せきしゅう)瓦で、その数は約6万枚です。
この瓦は、立誠舎や市内の住宅に残る明治時代から大正時代に生産された八鹿瓦の色調、焼成温度、釉薬(ゆうやく)の配合を調査し、特別にイメージ再現したものです。
八鹿瓦は、明治5年(1872)に八鹿村の植木清兵衛氏が島根県から石州瓦の職人を招いて生産を始めました。八鹿瓦のルーツは石州瓦です。明治30年代までに小河愛助氏など13人の職人が島根県からやって来ました。昭和4年(1929)まで、瓦や水がめ、すり鉢、火鉢などの生活に必要な陶器を生産し、八鹿焼は地場産業となりました。
今も残る旧グンゼ(株)八鹿工場の正門にある守衛所の屋根は、全て八鹿瓦で葺(ふ)かれています。
今回の工事では、島根県浜田市の島根県産業技術センターで古い八鹿瓦の色調や成分を分析し、大田市の石州瓦生産工場で色調や釉薬の質感の再現試験を繰り返し、専門的な現代工法によって八鹿瓦の再現に挑戦しました。
八鹿瓦とゆかりの深い石州瓦の生産技術でイメージ再現された八鹿瓦の屋根は、落ち着いたシックな色で、晴れ、曇り、雨の日の天候にあわせて大きく表情が変化します。
養父市に新しい景観が誕生しています。
(教育委員会社会教育課)

まちの文化財は、今回で掲載200回を迎えました。
今までに取り上げた記事は、市ホームページでご覧いただけます。
※市ホームページ(本紙掲載QRコード参照)

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