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Story わたし物語

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愛知県岡崎市

■食物アレルギーが当たり前に受け入れられる社会を目指して。

○栗田洋子(くりたようこ)さん
絵本専門士。食アレスマイルネット代表。
美合小学校読み聞かせボランティアこあらグループ代表。
※インスタグラムもチェック!

食物アレルギーの患者数が年々増加していることをご存知でしょうか。食物アレルギーを持つ人は、特定の食べ物が体に入ると、免疫が過剰に反応し、じんましんや吐き気、腹痛、咳などの症状が現れます。緊急性の高い症状をアナフィラキシーといい、なかでもアナフィラキシーショックは命を落とすことさえあります。
自作の絵本で食物アレルギーの理解を広めるのは、食アレスマイルネット代表の栗田さん。絵本の読み聞かせや図書館への絵本の贈呈などを通して、食物アレルギーの正しい知識を伝えています。きっかけは栗田さんの次女が4歳の時、重度のピーナッツアレルギーであることがわかったこと。微量の粉の吸引や体への付着だけでもアナフィラキシーを起こしてしまうほどでした。成長と共に食べられる食材が増え始めましたが、その矢先に栗田さん自身に脳腫瘍が見つかり、「自分がいなくなったら、誰が娘を守るのか。娘の命を守るためにも周囲の理解と協力を得たい」という強い思いから2007年に絵本『ピーナッツアレルギーのさあちゃん』を制作したそうです。言葉だけでは伝わりにくいことも、絵本であればイメージしやすく伝わりやすいと感じ、命を守ることもできるのかもと、絵本という方法を選んだと話します。栗田さんが制作した絵本にはピーナッツアレルギーと向き合うさあちゃんの前向きな姿が描かれています。
長年活動を続ける中で感じることは、食物アレルギーの正しい知識がない人がまだまだたくさんいるということ。「食物アレルギーが特別なことではなく、当たり前に受け入れられる社会になってほしい」と栗田さん。絵本を通して食物アレルギーの理解者を増やし、アレルギーを持つ人の孤独を救いたいと優しいまなざしで話します。
栗田さんは、これからも絵本の力を信じて、食物アレルギーや命の大切さを伝えていきます。

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