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特集 朝日町・七ヶ浜町 友好の町締結10周年 海と山 町をつなぐ人の絆(2)

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山形県朝日町

■交流でつながる人と人
〇七ヶ浜汐見台地区と区単位で交流
小林 重敏 さん
七ヶ浜町の汐見台地区の方々とは大谷第五の区民研修会や親善グラウンドゴルフ大会などを通して親睦を深めてきました。お互いの町を行き来した交流は、コロナ禍で開催できなくなるまで5回を数えます。
朝日町での交流会ではひきずりうどんや芋煮を振る舞い、喜んで食べてもらいました。後日、交流会で仲良くなった方から特産のワカメを送っていただいたことを覚えています。
グラウンドゴルフの後は、懇親会が行われ、会の終わりには全員で「星影のワルツ」を合唱したことは懐かしい思い出です。

〇七ヶ浜町観光協会会員
佐藤 みさ子 さん
家族で海苔とワカメを生産、販売しています。震災直後に朝日町から招待があり、自然観に泊まったり空気神社を見たりしたことがあります。花渕浜の皆さんといっしょにリンゴ狩りにも行きました。
朝日町からは、リンゴをはじめ果物を仕入れ、七の市で販売しています。朝日町の皆さんとの付き合いも10年になります。農家さんから直接仕入れたもぎたてのリンゴだから、パリッパリとして酸味と甘みが絶妙でとても美味しい!これからの時期は蜜が入ってさらに美味しい!七の市で、「朝日町のリンゴだよ!」と叫ぶと、お客さんがあっという間に集まってきます。

〇七ヶ浜町へ派遣職員として2年間出向
佐竹 友貴 主任
出向当時は、高台住宅団地や災害公営住宅といった住まいに関する整備が終盤を迎えていました。しかし、人々の生活に関する復興支援だけでは、真の復興とは言えません。心のケアなどをしっかり行い、被災された方々が将来に希望を持てるようになった時こそ、真の復興と言えるものだと思います。
私自身、七ヶ浜町の皆さんとは出向を終えた後も交流があり、ここ数年はコロナ禍のため交流の機会が少なかったのですが、今年からまた産業まつりに七ヶ浜の方々が出店されると聞いています。今後も朝日町と七ヶ浜町の交流が盛んになることを期待しています。

■震災をきっかけにして深めた絆
両町の関係をさらに深める契機となったのが、平成23年3月11日に発生した東日本大震災です。地震発生から間もない3月17日、朝日町から救援物資として水1・8トンと米480キロを届けました。さらに、震災後の約30日間、町民ボランティアと町職員を毎日七ヶ浜町に派遣し、復興を支援。その参加者は延べ400人以上に上ります。
こうした結びつきの強化を経て、平成24年10月、朝日町側から「友好の町」として提携を提案。これに七ヶ浜町側が快く応じ、締結に至りました。
また、平成26年からの3年間、町から七ヶ浜町の復興推進課に職員を派遣。派遣した職員の名字が2人とも「佐竹」だったことから「1号」「2号」の愛称で呼ばれるなど七ヶ浜町に溶け込み、現在でも両町をつなぐ懸け橋となっています。

■町全体へ広がる交流の輪
両町の交流は「海の子・山の子交流」だけに限らず、婦人会や教育委員、消防団らが研修のためにお互いの町を訪れるなど次々と発展していきました。友好の町締結後は、七ヶ浜町で毎月行われている七の市に朝日町から出店し、平成26年からはお互いの産業まつりへ出店を始めました。近年はコロナ禍のため、中止していた産業まつりですが今年は両町とも3年ぶりに開催され、お互いに出店する予定です。
また、「友好の町」交流公演として創遊館ホールにて、七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニー「NaNa5931」によるミュージカル、「ゴーへ」の公演が行われたこともあります。東日本大震災を経て、被災地において初めて創られたオリジナルミュージカルを七ヶ浜の小学生を中心とした団員35人が熱演し、産業面のみならず文化面での交流も行われました。

■友好の町10周年、両町のさらなる交流発展へ
令和4年8月25日、友好の町締結10年を記念し、両町長による対談が行われ、お互いのまちづくりや交流のあり方について話し合いました。この対談の模様は雑誌「りらく」11月号にて特産品や観光名所などの両町の魅力と共に掲載されています。
対談の中で七ヶ浜町の寺澤薫町長は「今後も、互いに情報を共有しながら切磋琢磨して、双方のまちづくりの課題解決につなげられればと期待しています」と話し、両町の永続的な友好の未来について再確認しました。

◆七ヶ浜町ってこんな町
〇概要
仙台市中心部から東に約20kmに位置。南は太平洋に面し、北と東は松島湾と三方を海に囲まれて半島状の形態をなしています。面積は東北地方最小の町で、海沿いに7つの集落があったことから、「七ヶ浜」と名付けられ、漁業で発展してきました。近年は、仙台圏のベッドタウンとしても発展しています。東日本大震災では町の面積の36.4%に当たる4.8平方キロメートルが津波による浸水被害に見舞われました。令和2年度に復興事業のうちのハード事業を終え、新たなステージを迎えています。

町のシンボル:町木…クロマツ、町花…ハマギク
人口:18,055人(10/1現在)
世帯数:6,834世帯(10/1現在)
面積:13.19平方キロメートル
キャッチフレーズ:うみ・ひと・まち 七ヶ浜

〇朝日町から七ヶ浜町までのルート
寒河江スマートICから山形自動車道に入り仙台山形方面へ、村田JCTで東北自動車道に入り仙台方面へ、仙台若林JCTで石巻方面へ、仙台港北ICから国道45号線に下り塩釜・多賀城方面へ向い、県道23号線と58号線を経由し七ヶ浜町へ

〇七ヶ浜町観光PR キャラクター
「ぼっけのボーちゃん」

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