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〔特集2〕わかりあい みとめあい ささえあう ~みんなしあわせ 安城市~

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愛知県安城市

12月3日~9日は障害者週間です。障害者や障害福祉についての理解・啓発を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化、その他あらゆる分野への活動参加を促進することを目標に設定されました。この機会に障害や障害のある人について知り、障害の有無にかかわらず、誰もが互いに人格と個性を尊重し、皆で「認め合い共に生きる社会」を実現しましょう。今回は、市の障害者にまつわるデータと障害のある当事者で構成するグループを紹介します。

■障害者手帳の種類と市内の障害者手帳所持者数
障害者手帳には以下の3種類があります。

●身体障害者手帳
身体に一定以上の障害があると認められる人に交付
●療育手帳
おおむね18歳以前に知的障害が認められ、知能指数(IQ)が75以下で日常生活に支障のある状態の人に交付
●精神障害者保健福祉手帳
日常生活や社会生活に制限を受ける程度の精神疾患により精神障害の状態にあると認められる人に交付

〇令和4年度障害者手帳所持者数

■とうじしゃグループ
結成2年目の「とうじしゃグループ」は、安城市自立支援協議会が募集し、さまざまな障害のある当事者8人で構成されています。月に一度会議を行い、皆が暮らしやすいまちづくりについて活発な意見交換をしています。
グループリーダーの本田さんとサブリーダーの山本さんにお話を伺いました。

▼とうじしゃグループの応募のきっかけは
本田さん:後輩のために、自分にできることをやりたいとの思いから応募しました。他の自治体ではない取組みなので興味がありました。
山本さん:私自身、出産・育児を経験し、家族の支援のみでは限界を感じていました。そこで、障害のある人でも結婚・出産・育児をしやすいまちにしたい、日常生活の困りごとを共有したい、そんな思いから応募しました。

▼とうじしゃグループとは
本田さん:いろいろな障害がある人同士で情報共有ができ、自分の障害・他人の障害について知ることができる場です。
山本さん:当事者の意見を言え、集まることに意味のある場所です。市の職員や事業所の人等と直接話せる貴重な場所でもあります。

▼活動する中で感じること
本田さん:ここでは当事者がどんなことに困っているのか声を上げることができます。その困りごとを共有し、その声がたくさん集まり発信していくことで、世の中が少しずつ変わっていくと思います。このグループがそういう声の受け皿になればいいと思います。また、最初は自分の意見が言えなかった委員が、今は自分から積極的に意見を言えるようになる等、委員の成長が実感できたことにやりがいを感じています。
山本さん:せっかく集まっているから、当事者の意見が飛び交う場にしたいです。そのために、話しやすい雰囲気づくりを心がけています。自分の困りごとを話すことで、みんなのためにもなり、問題解決にも繋がっていくことがわかってきました。また、最初よりみんなが打ち解けて明るい雰囲気になりました。

▼今後の安城市に望むこと
本田さん:障害のある人は学校を卒業後、横の繋がりが無くなり孤立してしまうことが多いです。それを補うためにも「とうじしゃグループ」は意味があります。また、障害の有無に関係なく、地域にも繋がれる場所があるといいですね。今はリモート会議も普及しているので、それを活用しながら話ができる場所が増えていくといいと思います。
山本さん:皆が見てくれて、声をかけてくれるような関係が築けると素敵だと思います。障害の有無や年齢に縛られず、困ったことがあれば言える、ちょっとした相談事も話せる、そんな結びつきの強いまちを作っていけるといいと思います。

問合せ:障害福祉課
【電話】71-2259

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