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市民医学講座NO.206

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愛媛県今治市

■顔面神経麻痺について
今治市医師会 川田晃弘(あきひろ)

顔面神経とは顔の表情筋を動かす神経です。顔面神経が働かなくなると片方の顔が動かなくなり、ゆがんだ様になります。その病態を顔面神経麻痺と呼びます。
顔面神経麻痺には中枢性(ちゅうすうせい)の顔面神経麻痺と末梢性の顔面神経麻痺があります。
中枢性の原因は、脳梗塞など頭蓋内にあり、脳神経内科や脳神経外科での診断・治療が必要となります。我々耳鼻科医が診断・治療を行うのは末梢性の顔面神経麻痺になります。末梢性のものは、顔面神経が頭蓋内を出てから顔の筋肉に至るまでに損傷部位がある場合を言います。末梢性顔面神経麻痺をなぜ耳鼻科が診断・治療するのかと言うと、理由は顔面神経の走行にあります。
顔面神経は頭蓋内を出た後、内耳・中耳のある側頭骨の中を走行し、骨の中を出てからは耳下腺の中を走行し、顔の筋肉に分布します。耳の位置する側頭骨も耳下腺も頭頚部外科領域で、耳鼻科が扱う部位になります。顔面神経は末梢の方が距離が長いため、損傷を受ける場所も広範囲にみられます。
末梢性の顔面神経麻痺の方が頻度が高いので、まずは耳鼻科を受診することをお勧めします。

※このコーナーの記事は今治市医師会広報委員会のご協力によるものです。

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