■『耳をすませば』
10月26日、ジブリパークの内覧会に行く機会を得ました。私が関心があったのは、アニメ映画『耳をすませば』に登場するアンティーク店「地球屋」を模した建物のある「青春の丘」でした。映画で天沢聖司が職人となるために学んでいた「地球屋」のバイオリン工房には、製作中のバイオリン・材料・塗料や、使い込まれた道具がずらりと並び、複雑かつ緻密な工程を経てバイオリンが作られることがよく伝わり、映画の感動がよみがえってきました。市には、日本初の国産バイオリンの量産化に成功した鈴木政吉創業の鈴木バイオリン製造(株)の本社工房があります。工房では、匠(たくみ)の技術を持った職人が、木材の加工・塗装・仕上げを一貫して手作業で行っています。試奏やグッズの販売のほか、製造工房の見学や製作体験も随時、受け付けています。テレビでも話題になったアインシュタインから政吉に送られてきた手紙も工房見学の際に見ることができます。ジブリパーク開園をきっかけにぜひ、大府のリアルな工房に足を運んでいただき、職人たちのものづくりへの情熱、ものづくりのダイナミズムに触れていただければうれしいです。
日本一健康なまちへ!!
大府市長 岡村秀人
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